01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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3試合が予定されているFIS(国際スキー連盟)スキージャンプ男子ワールドカップ・ラハティ大会(フィンランド)で、2月28日(金)の夜に第1戦が行われ、オーストリアのシュテファン・クラフトが優勝した。気温-8度の完璧な天候条件の中で行われた今日の試合で、クラフトはドイツ・オーバーストドルフ出身のカール・ガイガーを2位に、ノルウェーのダニエル=アンドレ・タンデを3位に抑えた。
26歳のクラフトは2本とも129.5mのジャンプで揃えて、ワールドカップ(W杯)通算21勝目、今季5勝目を祝った。
最終的にクラフトと2位のカール・ガイガーとの差は5点だった。
ガイガーは今日もまた素晴らしいパフォーマンスを見せたが、今回もクラフトには及ばなかった。
クラフトは、「完璧な一日になった。最初のトレーニングジャンプから上手くスタートできた。ラハティが好きだし、ここのジャンプ台も助走路がちょっと変わっているのもあって好き。このジャンプ台のことはチームの全員が好き。優勝を狙えるチームが多分4・5チームあると思うけど、そのうちの一つに僕らも数えられていると思う」と話した。
カール・ガイガーは、「今日の試合にとても満足している。トレーニングでは、まだ思うようにいかなくて少し大変だったけど、ジャンプ毎に良くなっていった。引き続き自分のジャンプを改善するべく頑張って、日曜にはシュテファン(クラフト)を負かせるかどうかやってみる。明日の団体戦では良い成績が出せるように僕らは全力を尽くすつもり」とインタビューに答えた。
ノルウェーのダニエル=アンドレ・タンデにとっては、久しぶりの表彰台入りとなった。最近でタンデが表彰台に上がったのは1月4日のインスブルック戦だった。「今日は本当に素晴らしい試合だった。ルシュノフ大会での好調さをここでつなげたいと思っていて、それが上手くいった。今日は最初まだ少し問題があったけど、その後どんどん良くなっていった。明日の団体戦では、チームの皆がそれぞれ最高のジャンプを見せることができて表彰台を狙えると良いと思っている」と話した。
シュテファン・クラフトは2016/17シーズンに既に一度W杯総合優勝を果たしているが、今日の勝利で大きな目標である二度目の総合優勝に一歩近づいた。今日優勝したことによりクラフトは、カール・ガイガーを更に20点引き離し、138点まで差を広げた(クラフト:1,533ポイント、ガイガー:1,395ポイント) 。W杯総合3位にはポーランドのダヴィド・クバツキーが1,107ポイントで続いている。
スロベニアのアンツェ・ラニセクは、今日4位に入り好成績を収めた。
ポーランドの二人、カミル・ストッフとダヴィド・クバツキーは5位と6位に並んだ。クバツキーは1回目が終わった時点では2位だったが、かなりの接戦となった2回目では6位に終わった。
スロベニアのティミ・ザイツは健闘の7位だった。
好調のシュテファン・フーバー
先週末のルシュノフ戦でも好調だったオーストリアのシュテファン・フーバーは、今回も好パフォーマンスを見せた。ルシュノフ大会でフーバーは自己最高成績の20位に入ったが、今日は8位で自己ベストを塗り替えた。フーバーに続いて、オーストリアの二人ミヒャエル・ハイボックとフィリップ・アッシェンヴァルトが9位・10位に並んだ。ヘッドコーチのアンディ・フェルダー率いるオーストリアチームはトップ成績を収めて、明日の団体戦でドイツやポーランドチームに挑む気満々だ。
フロインド、ポイント獲得ならず
怪我から復帰したセヴェリン・フロインド(ドイツ)は、ルシュノフ大会の2試合ではうまくいっていたが、今日は上位30人によるファイナル進出には全く近づけなかった。フロインドは今日46位で、30位に約20ポイントも足りなかった。2014/15シーズンにW杯総合優勝を果たしたフロインドだが、今日はW杯ポイント獲得には程遠かった。
ラハティ大会の2試合目となる団体戦は2月29日(土)16:00(現地時間17:00、日本時間 翌0:00)から開催される予定だ。
そして3月1日(日)には個人戦が15:30(現地時間16:30、日本時間 23:30)から行われることになる。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。