01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
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12月15日(日)、男子クリンゲンタール大会(ドイツ)で個人戦が開催され、日本の小林陵侑が優勝し、再びワールドカップの頂点に戻ってきた。日曜の手に汗握る試合で、小林陵侑は、オーストリアのシュテファン・クラフトとノルウェーのマリウス・リンドヴィクを抑えて勝利を挙げた。
小林は、「2本とも、とても良いジャンプができた。もちろん今日優勝できてすごく嬉しい。でも結果のことは全然考えないで、とにかく良いジャンプを達成することに集中している。今年のスキージャンプ週間も勝てたら当然嬉しいけれど、言った通り、結果にではなくて自分のジャンプに焦点を当てている」 と、インタビューに答えた。
これで小林陵侑は、ワールドカップ(W杯)個人総合成績で290点となり首位に浮上した。2位にはオーストリアのシュテファン・クラフト(276ポイント)、総合3位には今日は18位だったノルウェーのダニエル=アンドレ・タンデ(273ポイント)が続いている。
小林陵侑にとってはこれでW杯通算14勝目となる。その前の13勝の全てを小林は前シーズンに挙げた。前回小林が優勝したのは昨シーズンの最終戦、スロベニア・プラニツァ戦だった。
ニジニ・タギル戦で優勝したシュテファン・クラフトは、今日も2位で強さを再び証明した。「昨日も2位、今日も2位で、とても満足している。小林陵侑はもの凄く強かった。彼はこの試合で一番うまかったし、勝つべくして勝った」とクラフトは話し、「夏場はあまりうまくいかなくて厳しかった。でも今はチームの雰囲気もものすごく良い。それに大事なことは、チーム全体で信じられないくらい楽しくやっているということ。次のエンゲルベルク大会を楽しみにしてる。あそのこジャンプ台で飛ぶのは本当に楽しみで、すぐにでも行きたいぐらい」と次の大会への意欲を見せた。
21歳のマリウス・リンドヴィクは今日の3位入賞で初の表彰台入りを果たした。「やっと表彰台に上がれた。今日は本当にうまくジャンプが決まった。僕らはチームとして、夏場とても良くトレーニングできて、それが今に繋がっている。チーム中の皆がそれぞれ、いつ勝ってもおかしくないぐらい強い」と、リンドヴィクは話した。
ノルウェーチームにとって、リンドヴィクの成功は喜ばしいことだったが、トーマス=アーセン・マルケングのひどい転倒というアクシデントにも見舞われた。マルケングは2本目の着地後に転倒し、その後数分にわたって動けない状態だった。横になった状態のまま救急車に運ばれた。左の膝に痛みが有り、レントゲン検査を受けるために病院へ向かった。19歳のマルケングは明日オスロへの帰路につき、その後、精密検査を受けることになる。
フィリップ・アッシェンヴァルト(オーストリア)が4位、その後にはドイツ勢トップだったカール・ガイガーが5位に続いた。マルクス・アイゼンビッヒラーは15位、シュテファン・ライエが17位、ピウス・パシュケは19位だった。
ニジニ・タギル戦で優勝した日本の佐藤幸椰は今日も6位に入り好調だった。
ペーター・プレウツ(スロベニア)が8位、グレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)が12位で、世界トップにまたも接近した。二人ともワールドカップ表彰台に持ってくるのは時間の問題だろう。
日本チームからは他に、中村直幹が16位、伊東大貴が21位に入った。
葛西紀明は33位、小林潤志郎は36位だった。
W杯は、個人戦2試合が予定されている来週末のエンゲルベルク大会(スイス)へと続く。
その後、12月28日にはドイツ・オーバストドルフでの予選でジャンプ週間が始まることになる。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。