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男女混合団体戦 地元ドイツが優勝、日本2位

作成: 27.07.2019 14:34 / sk
1
Deutschland
947.8
2
Japan
932.3
3
Slowenien
927.7

7月27日(土)、FIS(国際スキー連盟)グランプリ・ヒンターツァーテン大会(ドイツ)で、男女混合団体戦が行われ、ドイツチーム(ユリアーネ・サイファート、カール・ガイガー、アグネス・ライシュ、リヒャルト・フライターク)が合計947.8点を獲得して優勝した。2位は日本チーム(丸山希、小林潤志郎、高梨沙羅、佐藤慧一、計932.3ポイント)、3位はスロベニアチーム(ニカ・クリツナー、ペーター・プレウツ、ウルサ・ボガタイ、ジガ・イエラー、計927.7ポイント)だった。

ドイツチームは団結した強さで、一度も危ない局面も見せず、15.5ポイントもの差をつけて勝利を決めた。今季のFISグランプリ唯一となる男女混合団体戦(ミックスチーム戦)で、ドイツ勢4人は、全員が強いパフォーマンスを示した。
カール・ガイガーは、この試合の最長不倒となった107mのジャンプを収めた。オーバーストドルフ出身のガイガーは、個人成績で見ても最高の256.3ポイントを獲得した。昨冬オーストリア・ゼーフェルトで開催された世界選手権団体戦にも選抜され金を獲ったガイガーは、この後同27日の晩に行われる個人戦でも、確実に上を狙ってくるだろう。


ユリアーネ・サイファートは試合後のインタビューで、「個人戦の時より、男女混合団体戦の前の方がいつももっと緊張する。団体戦は、チーム内で力を伸ばしあうことができるから、素晴らしい。もっとたくさんのミックスチーム戦が開催されたら良いと思う」と話した。
 
2位になったのは、前日の女子個人戦で優勝した高梨沙羅を擁する日本チームだった。4人のうち2人が若手というチーム編成で臨み、ヘッドコーチ宮平秀治のその判断が正しかったことは結果が示した。佐藤慧一と丸山希の若手2人は素晴らしいパフォーマンスを見せ、高梨沙羅と小林潤志郎のベテラン2人も絶妙なジャンプを決めて、日本チームは堂々の2位入賞となった。
 
3位になったスロベニアチームは、ニカ・クリツナーとペーター・プレウツが強いジャンプを飛び、ウルサ・ボガタイとジガ・イエラーも安定したパフォーマンスを見せた。試合中、スロベニアが2位になったこともあったが、最終的には日本チームに2位を譲らなくはならなかった。しかしスロベニア勢は3位でも満足の様子で、ウルサ・ボガタイは「このジャンプ台がとても好き。3位になれて嬉しい。今日は昨日ほど厳しい暑さではなくて、ジャンプするのが楽だった」と話した。
 
オーストリアチームは、上位には水をあけらたものの、まずまずの好成績で4位となった。中でも、ワールドカップ男子最多優勝記録を持つグレゴア・シュリレンツァウアーは、106.5mと106mの素晴らしいジャンプを収めた。この後18:30(日本時間 翌1:30)から始まる男子個人戦でも、シュリレンツァウアーの活躍が期待される。
 
5位はノルウェーチームで、五輪金メダリストのマーレン・ルンビュが傑出したパフォーマンスを見せた。ルンビュは105.5mと106.5mまで飛距離を伸ばした。
6位はロシアチーム、7位がチェコ、8位はイタリアだった。
Richard Freitag, Juliane Seyfarth, Agnes Reisch, Karl Geiger

 

全リザルト

Peter Prevc, Ursa Bogataj, Nika Kriznar, Ziga Jelar

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス7時間です。

Keiichi Sato, Nozomi Maruyama, Sara Takanashi, Junshiro Kobayashi