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W杯男子リレハンメル予選 小林兄弟1・2位!

作成: 11.03.2019 19:02 / sk

RAW AIR(ローエア、ノルウェーツアー)の枠内で3月11日(月)にワールドカップ男子リレハンメル大会個人戦の予選が行われ、小林兄弟と日本チームにとって上々の日となった。兄の小林潤志郎が予想以上の健闘で1位につけた。前日のオスロ戦でヨーロッパ以外の選手として初めてのスキージャンプ・ワールドカップ(W杯)の総合優勝を決めた弟の陵侑が、今日は2位に続いた。3位はノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングだった。

小林潤志郎は139.5m(143.1ポイント)の飛翔を決め、陵侑(137m、140.8ポイント)に2.5mもの差をつけた。小林兄弟にとっては初めてのワンツーフィニッシュとなった。

 

ヨハン=アンドレ・フォアファングは、良い風に当たり143.5mまで伸ばしたが、向かい風だったため、ウィンドファクターでかなり点が引かれて3位となった。

4位にはオーストリアのシュテファン・クラフトが入った。5位には調子を上げているスイスのシモン・アマンが続いた。アマンはシーズン終盤にきて表彰台入りも果たしそうな勢いを見せている。凄いことだ。

アマンの後には、あと数日で引退することになっているアンドレアス・スティヤネン(ノルウェー)が6位、スロベニアの若手ティミ・ザイツが7位に続いた。
現在RAW AIR総合首位につけているロバート・ヨハンソン(ノルウェー)とポーランド勢のトップだったカミル・シュトッホが、同点で8位だった。
ドイツチームのトップだったのはカール・ガイガーで10位だった。


ライエ、早くも復帰
3月9日(土)に行われたオスロ戦の予選で大転倒したシュテファン・ライエ(ドイツ)だったが、今日のリレハンメル予選はまずまずの結果となった。転倒の時に負傷した右足首がまだ痛いようだが、ライエは今日の公式練習も2本飛び、予選では安定したジャンプを見せて28位となり、本戦進出を決めた。

同じく土曜のホルメンコーレン・ジャンプ台での予選で転倒したノルウェーのマリウス・リンドヴィクは、今日のリレハンメルでの予選でも再び転倒したが、幸いにも怪我はなかったようだ。飛距離は136mまで伸ばしたため、転倒したことを差し引いても38位となり、明日の本戦への出場権を得た。


目が離せないRAW AIR総合
今日2位だった小林陵侑は、RAW AIR総合成績で首位のロバート・ヨハンソン(ノルウェー)との差を10点以上縮めることができた。ヨハンソンは今日の予選で、131mのジャンプを収めて8位となった。
RAW AIRの評価対象となる全15本のうちの5本目が終わった現時点で、ヨハンソンが合計677ポイントで首位、小林陵侑(659.7ポイント)が2位、3位には今日4位だったオーストリアのシュテファン・クラフトが続いている。


W杯男子リレハンメル個人戦は、3月12日(火)17:00(日本時間 翌1:00)から開催される予定となっている。

 

全リザルト

Raw Air 総合成績

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
141.0m
Kraft, Stefan (AUT)
最短ジャンプ
78.5m
Nakamura, Naoki (JPN)
平均飛距離
122.9m
K点越えジャンプ
64.6%
ネーション数
12
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
5
Österreich
Deutschland
Norwegen
Kraft, Stefan
27.01.19
Sapporo
Österreich
10.03.19
Iraschko-Stolz, Daniela (AUT) Oslo