01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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スキージャンプ女子で今のマーレン・ルンビュ(ノルウェー)の道を阻むものはない。平昌五輪金メダリストのルンビュは、2月3日(日)に開催されたワールドカップ女子ヒンツェンバッハ大会(オーストリア、ヒルサイズ90m)第2戦で5連勝目を挙げた。ルンビュは90mと88.5m(計250.8ポイント)の飛翔で快勝を決めた。2位は日本の高梨沙羅(88mと89m、241.2ポイント)、3位はドイツのカタリーナ・アルトハウス(238.5ポイント)だった。
24歳のルンビュにとっては、ワールドカップ(W杯)通算19勝目となった。
「ここヒンツェンバッハで2勝目を挙げられてとても嬉しい。これで5連勝となったということは、自分のジャンプが上手くいっていて、安定しているということ。あと3週間で世界選手権が始まるこのタイミングで調子が安定しているのはもちろん良いこと。とは言え、そこまではまだ長い道のりだし、とにかく集中力を切らさないようにしないと。私達は競争力のある強いチームだから、今は来週末のリュブノでの団体戦を楽しみにしている。FIS(国際スキー連盟)と主催者が女子ジャンプを認めてくれて、ゼーフェルトでの世界選手権で団体戦のメダルを争うチャンスを与えてくれたことは、とても素晴らしいこと」とルンビュは話した。
高梨沙羅は納得の2位入賞を遂げた。「今シーズンはまだ優勝できていないけれど、今日は(2位になれて)とても嬉しい。試合はとても高いレベルで行なわれていて、他の選手たちはとても上手いジャンプを収めている。自分にとって大事なのは、ジャンプがどんどん良くなっていることで、今日は上手くいった。次の試合でも表彰台に上がれるように頑張りたい。今はリュブノでの団体戦を特に楽しみにしている。私達のチームがゼーフェルトの世界選手権でメダルに届いたら嬉しい」と高梨はインタビューに答えた。
カタリーナ・アルトハウスは、今日の結果に満足し切れていないようだ。
オーバーストドルフ出身のアルトハウスは、「自分にとって最高の大会とはならなかったけれど、それでも2回表彰台に上がれたのだから、もちろん嬉しい。自分がもっと良く飛べるということは分かっているから、来週末のリュブノ大会ではそれを見せられるようにしたい。リュブノでは特に団体戦が注目される。私達ドイツチームはメダルへのチャンスを狙っている」と語った。
ドイツチームからは、3位のカタリーナ・アルトハウスに並んで、ユリアーネ・サイファートが4位、カリーナ・フォクトが6位で好成績を収めた。アンナ・ループレヒトは15位、ラモーナ・シュトラウプとスヴェニャ・ヴュルトが20位と21位に続いた。
日本の伊藤有希は8位、丸山希が22位、勢籐優花が26位だった。
オーストリアからは、キャラ・ホルツルが5位、エヴァ・ピンケルニッヒが10位に入った。
ロシア勢も最上位は逃したものの健闘を見せ、11位にアレクサンドラ・クストワ、13位にソフィア・チコノワ、14位にリディア・ヤコブレワが入り、優秀な団体成績を収めた。
ノルウェー勢は、今日の勝者ルンビュの他にも、アンナ=オディーヌ・ストロームも9位、シリエ・オプセッツも16位に入り好成績となった。
W杯女子総合得点では、マーレン・ルンビュが988ポイントでダントツの首位、2位・3位にはドイツのカタリーナ・アルトハウス(867ポイント)とユリアーネ・サイファート(641ポイント)が続いている。高梨沙羅は626ポイントで総合4位につけている。
W杯女子ジャンプは、来週末のスロベニア・リュブノ大会へと続く。リュブノ大会では個人戦2試合、団体戦1試合の合計3試合が予定されている。特に注目されるのは、2019年ノルディックスキー世界選手権で導入される女子団体戦のゲネプロとなる2月9日(土)の団体戦だ。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。