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W杯男子ザコパネ大会団体戦 ドイツが優勝

作成: 19.01.2019 18:31 / sk
1
Deutschland
1157.5
2
Österreich
1157.4
3
Polen
1117.2

1月19日(土)夜に行なわれたワールドカップ男子ザコパネ大会の団体戦で、ドイツチーム(カール・ガイガー、マルクス・アイゼンビッヒラー、ダヴィド・ジーゲル、シュテファン・ライエ)が合計1,157.5ポイントとなり僅差ながらオーストリア(ダニエル・フーバー、ヤン・ホアル、ミヒャエル・ハイボック、シュテファン・クラフト、計1,157.4ポイント)を抑え勝利を手にした。3位はポーランド(ピオトル・ジーラ、マチェイ・コット、カミル・シュトッホ、ダヴィド・クバツキー、計1,117.2ポイント)だった。ドイツのダヴィド・ジーゲルが転倒し、今日の試合に影を落とした。

今日ザコパネで開催された団体戦ほど手に汗握る展開になった団体戦はめったにない。わずか0.1点差という僅差で最終的にドイツが勝ったということからしても、上位のチームがどれだけ接戦を見せたかが分かる。

Daniel Huber, Stefan Kraft, Jan Hörl, Michael Hayböck

 

これ以上ない程の僅差だった上、マルクス・アイゼンビッヒラー(独、143m)とダヴィド・クバツキー(ポーランド、143.5m)によって2回もヒルレコードが塗り替えられ、ノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングが2本目のジャンプの前に失格となった上、ファイナルラウンドでのダヴィド・ジーゲルのひどい転倒があった。

このザコパネ団体戦では、沢山の見どころと、ショッキングな瞬間があった。

 

カール・ガイガーは、「ダヴィド(ジーゲル)は空中でとても高いところを飛んで本当に良いジャンプを見せていた。もしかしたら、着地の時に何か失敗をして転倒してしまったのかもしれない」と試合後に説明した。「今は皆でそんなに酷くないことを祈っているけど、膝は良くなさそうに見えた。 皆で幸運を祈っている。8本のジャンプの後の0.1点差なんて無いも同然。どれだけ接戦か、どれだけ高いレベルでどの選手もここで飛んでいるのかが、それを見ても分かる」とガイガーは話した。

2016年にジュニア世界選手権王者となった22歳のジーゲルは、怪我による長い休場を経て、やっと今シーズンに入ってからチームへの選抜を勝ち抜いてきており、ここ数週間でどんどん納得のパフォーマンスを見せていたところだったため、余計苦い結果となった。


オーストリアの若手ホアルが活躍

オーストリアチームの中では、特に若手のヤン・ホアルが期待以上の活躍を見せた。今回ベテランのマヌエル・フェットナーを押しのけチームに選抜されたホアルだったが、ヘッドコーチのアンドレアス・フェルダーが決断したこのチーム編成は成功だったと言えるだろう。
ヤン・ホアルは、「今日はすごい試合だった。初めて団体戦に参戦させてもらえて、その上この盛り上がりの中で表彰台に上がれて本当にすごい。僕個人としては、2本とも良いジャンプが収められたし、他の人たちもそれぞれのジャンプに今日は満足していると思う」と試合後に語った。


3位に入ったのはポーランドチームだった。先週末のイタリア・プレダッツォで優勝したダヴィド・クバツキーの最後のジャンプが3位の座を獲得する決め手となった。

チームメイトのマチェイ・コットは、「今シーズンに入って初めて団体戦に選抜されたのもあって、今日はとても満足している。かなりのプレッシャーを感じていた。チームの皆が素晴らしい仕事をしたから、最終的に表彰台に上がれた」と説明した。


4位にはスロベニアチームが入った。日本は、今季のハイフライアー小林陵侑がここ数週間に見せていたようなトップ成績を見せられず、5位だった。
6位はどんどん良くなっているロマン・コウデルカを擁するチェコチームだった。コウデルカは自己ベストに近いところまで復調しており、このままいけば今シーズン中に表彰台に上がることも実現しそうだ。
7位はスイスチームで、その後にはヨハン=アンドレ・フォアファングが失格になって表彰台入りのチャンスがご破産になったノルウェーチームが8位に続いた。

Piotr Zyla, Kamil Stoch, Maciej Kot, Dawid Kubacki

 

ザコパネ大会の個人戦は、1月20日(日)16:00(日本時間 翌0:00)から開始される。(ポーランド北部グダニスクで刺殺された市長への追悼のため自粛されていた)試合中の娯楽プログラムも日曜には通常通り行なわれることになる。

 

全リザルト

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

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