01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
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ポーランドのダヴィド・クバツキーは2019年に入って既に2回2位入賞を果たしていたが、1月13日(日)に行なわれたワールドカップ男子プレダッツォ大会(イタリア、ヴァル・ディ・フィエンメ)の第2戦で、ようやくワールドカップ初優勝を飾った。
クバツキーは、ホームゲームとなるワールドカップ(W杯)ザコパネ大会をあと一週間後に控えたこのタイミングで、堂々たるパフォーマンスを見せた。28歳のクバツキーは、既にファーストラウンドで129.5mの飛翔を決めて、今日の勝利の基礎を固めていた。ファイナルラウンドでクバツキーは最終ジャンパーとしてスタート地点に陣取り、落ち着きを保って131.5mまで飛距離を伸ばした。最終的には合計271ポイントとなり、圧倒的なワールドカップ(W杯)初優勝を決めた。
今日の勝者クバツキーは、「僕にとって、すごく素晴らしい日になった。このW杯初優勝を果たすために長い間頑張ってきた。今その頑張りの成果が手に入って本当に満足している。2本目のジャンプの前に勝てると分かっていたし、自分がやるべきことに集中していた。上にいると、他の人がどんな風に飛んだかハッキリとは分からない。サッツの後になってやっと(その時点での首位を示す)緑のレーザーラインが見えるから、超えられたかどうかが分かる」と、話した。
クラフト、安定した強さ
オーストリアのシュテファン・クラフトも、現在安定した好調さを保っていることを裏付け、124.5mと122.5mのジャンプで計257.2ポイントをマークして2位に入った。これでクラフトは最近の4試合中、3回表彰台入りを果たしたことになる。唯一の例外は、前日のプレダッツォ第1戦で4位になり、惜しくも表彰台を逃した時だ。
クラフトは、「この大会の2日間は完璧だった。とても満足している。大きな目標だった表彰台入りが果たせた。ダヴィド(クバツキー)は今日はとにかく向かうところ敵なしだった。今シーズンの僕の初優勝は世界選手権まで持ち越しかもしれないけれど、どんどん良くなっているし、とても楽しめている。表彰台入りできただけでも凄く嬉しいし、辛抱強く頑張っていく」とインタビューに答えた。
クバツキーのチームメイト、カミル・シュトッホは、ここプレダッツォで2012年にW杯優勝、2013年に世界選手権金メダルに輝いており、このイタリアの地と特に相性が良いようだ。シュトッホは120mと128.5m、計256.9ポイントで、前日と同じ3位入賞となった。
カミル・シュトッホは、「今週末の成績に満足している。ここのところ技術的な問題がいくつかあって、自分にもっと合った良いやり方を探していた。特に助走ポジションが課題だった。今日はとりわけ良い仕事ができたから、この成績と結果に満足している」と話し、もちろん来週末の大会も待ち遠しいようで、「当然ザコパネでは全力を出して、最善を尽くすつもり。ザコパネの盛り上がりとエネルギーが僕らを力づけてくれるように、と願っている」と話した。
今日の試合でノルウェー勢のトップだったのは、大健闘で4位に入ったロバート・ヨハンソンだった。その後にドイツのダヴィド・ジーゲル(22歳)が5位に続き、W杯自己最高成績を喜んだ。マルクス・アイゼンビッヒラー(独)は1月11日(金)に行なわれた予選でスーツが規定外とされ失格となり第1戦は参戦できなかった。アイゼンビッヒラーは今日の第2戦1本目では、まだ17位と伸び悩んだが、2本目は133mのジャンプを決めて6位まで順位を上げた。
これまで6試合連続で優勝を飾ってきた小林陵侑の連勝は、今日で止まった。小林は1本目ではクバツキーに僅差で2位につけていたものの、2本目では上位から引き離され7位に終わった。史上最多のW杯7連勝を果たせるチャンスだったが、小林陵侑の連勝は6でストップした。
ノルウェーのアンドレアス・スティヤネンは1本目の19位から、2本目の好パフォーマンスで8位まで浮上した。
オリンピック金メダル4冠のシモン・アマン(スイス)はどんどん調子を上げている。アマンはファイナルラウンドで今日の最長ジャンプとなった135mまで飛距離を伸ばして9位に入り、今冬の自己最高成績を収めた。キリアン・パイアーも11位に入り、スイスチームにとっては、かなりの好成績となった。
今週末の大会が終わっても、W杯個人総合首位の座はもちろん小林陵侑が大差をつけて守っている。小林は現在合計1,092ポイントで、その後の2〜4位には、カミル・シュトッホ(624点)、ピオトル・ジーラ(591点)、そしてダヴィド・クバツキー(532点)のポーランド人選手が3人続いている。
ポーランドチームは今回のプレダッツォ大会での好成績を携えて、来週自国で開催されるW杯ザコパネ大会に堂々たる自信を持って臨むことができる。ザコパネ大会では団体戦と個人戦が1試合開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。