01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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12月16日(土)、ドイツ・ヒンターツァーテンで、史上初となるFIS(国際スキー連盟)ワールドカップ女子ジャンプ団体戦が行なわれ、日本チームが栄えある勝利を手にした。伊藤有希、岩渕香里、勢籐優花、高梨沙羅の4人で臨んだ日本は計956.0ポイントを獲得して初めての女子団体戦で優勝を飾った。2位はロシア、3位はフランスだった。優勝候補と見られていたドイツチームは、スヴェニャ・ヴュルトが大転倒して2回目では飛べず、それでも10ポイント弱の差まで表彰台に迫り、4位となった。
かなりの強さを見せた伊藤
日本チームの中で一番の成績を収めたのは伊藤有希で、104mと105mのジャンプを決めた。高梨沙羅は2本とも102.5mだった。
伊藤有希は、「初めての団体戦だったので、私達にとって特別な試合だった。すごく嬉しかった」と、話した。
イリーナ・アヴァクモヴァ(露)は、1本目で108mまで伸ばして最長ジャンプを飛んだが、その数分後にはマーレン・ルンビュ(ノルウェー)が更に飛距離を伸ばし109mを出した。
ロシアの他のメンバー、アナスタシア・バラニコヴァ、アレクサンドラ・クストヴァ、ソフィア・チコノヴァの3人も手堅い成績を収めて、合計863.7ポイントを獲得して2位の座についた。
アヴァクモヴァは、「今日はチーム全員がとても上手く飛べた。表彰台に上がれて嬉しい。朝食の時に、私達にならできると話していたところだった」とインタビューに答えた。
フランスが表彰台入り
フランス勢は、ルシル・モラが1本目で107.5mまで飛び、レア・ルマー、ジュリア・クレア、ロマン・ディユとで計846.4となって3位だった。
ジュリア・クレアは、「私達のチームにとって素晴らしい結果となった。今日はチームスピリットが一番大事だった。みんなでこれ程の高レベルで飛べることができると示すことができて良かった」と、語った。
3人ながら表彰台に迫ったドイツ
ファイナルラウンドに3人で臨んだドイツは、勝つ見込みは絶たれてしまったが、カタリーナ・アルトハウスは今日一番のジャンパーだった。今日、アルトハウスは106mと106.5mを飛ぶ好調さで、日曜の個人戦では手強い選手となるだろう。
カリーナ・フォクトとユリアーネ・サイファートも好成績で、ほとんど表彰台にも届きそうなほどだった。
スロベニアチームは、スペラ・ロゲリ、ウルサ・ボガタイ、エマ・クリネッチ、ニカ・クリツナーの4人で参戦して829.0ポイントとなり5位だった。スロベニアはファイナルでの追い上げてオーストリアを6位に抑えた。
オーストリアは、エリザベス・ラウダシュル、クラウディア・プルカー、ジャックリーン・サイフリーツベルガー、キャラ・ホルツルで臨んだ。
ノルウェーは、アンナ=オディヌ・ストローム、テア=ソフィー・クレヴェン、シルィエ・オプセッツ、マーレン・ルンビュの選抜で7位だった。
8位はアメリカで、サラ・ヘンドリクソン、ニナ・ルッシ、エビー・リンクイスト、ニタ・イングルンドというメンバーだった。
イタリア、カナダ、ルーマニアは2回目に進めなかった。
ワールドカップ女子ヒンターツァーテン大会の個人戦は、12月17日(日)15:30(日本時間23:30)から開催される予定となっている。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。