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W杯リレハンメル 予選でドイツ勢が上位

作成: 13.03.2017 19:54 / sk

ノルウェーツアー「RAW AIR」最初のジャンプ5本がオスロのホルメンコーレン・ジャンプ競技場で行なわれた後、RAW AIR4日目となった3月13日(月)、リレハンメルに会場を移して予選が開催された。よりによって難しい天候条件となったこの予選で、特にドイツ人選手が強さを見せた。マルクス・アイゼンビッヒラー、リヒャルト・フライターク、アンドレアス・ヴェリンガーが素晴らしいジャンプを決めた。RAW AIR総合首位のシュテファン・クラフト(オーストリア)も上位に食い下がった。

マルクス・アイゼンビッヒラーは、今日最高のジャンプを140.5mまで伸ばした。アイゼンビッヒラーは、ここリレハンメルのリスゴーシュバッケンで12月に自己初のワールドカップ(W杯)表彰台入りを祝ったが、今日は既に公式練習の時点でものすごく良い感触をつかんでいた。140.5m(163.1ポイント)のジャンプを決めたアイゼンビッヒラーは、今日ダントツの1位だった。

アイゼンビッヒラーは、「今日は風が強くて難しかった。テイクオフの直後は追い風で、ジャンプの終盤では向かい風か無風になっていた。多分、皆にとって難しい条件だったと思うけど、僕はすごく良いジャンプを決められた。このRAW AIRツアー中、自分が良いジャンプを収めることに集中してやっていきたい。総合結果については(最終会場の)ヴィケルスンで分かることだから」と、予選後のインタビューに答えた。


同じくドイツのリヒャルト・フライタークも134.5mの好ジャンプで151.9ポイントを獲得し2位についた。フライタークに0.1点差という僅差で、オーストリアのシュテファン・クラフトが3位に入り、現在の好調さを裏付けた。アンドレアス・ヴェリンガー(独)もわずか0.4点差でクラフトに続いた。

 

シュテファン・クラフトは、「僕のトレーニングでのジャンプはほとんど完璧と言って良いほどだった。予選の時は風の条件が簡単じゃなくて、上でみんな長いこと待たないといけなかった。自分のベストを尽くしたし、それで出た成績に満足している」と話した。


ドイツの選手以外では、開催国ノルウェーのジャンパー達も見せ場を作った。ロバート・ヨハンソン、アンダース・スティエルネン、アンダース・ファンネメルが5〜7位に続き、ヨハン=アンドレ・フォアファングも9位について、上々の結果を出した。


ポーランド勢のトップだったのは、10位についたピオトル・ジーラだった。マチェイ・コットが12位、カミル・シュトッホは25位だった。


予想外にも予選敗退となったのは、スロベニアのアンツェ・セメニッツとネイツ・デツマンの二人、ポーランドのダヴィド・クバツキー、そしてロシアのイエフゲニー・クリモフだった。


「RAW AIR」では予選も総合得点の対象になるため、今日の好成績で総合3位のマルクス・アイゼンビッヒラーは、首位のシュテファン・クラフトとの差を10点以上縮めることができた。

引き続きシュテファン・クラフトが首位、アンドレアス・ヴェリンガーが2位となっている。

 

W杯リレハンメル大会の本戦は3月14日(火)17:00(日本時間 翌1:00)から開催される予定だ。

Markus Eisenbichler

 

全リザルト

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。