01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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今季のジャンプ週間総合王者となったポーランドのカミル・シュトッホが、その総合優勝を決めた約1週間後の1月14日(土)、ワールドカップ・ヴィスワ大会(ポーランド)第1戦で優勝した。シュトッホは133mと124m(268ポイント)で、2位のシュテファン・クラフト(オーストリア、133mと117m、251.7ポイント)と3位のアンドレアス・ヴェリンガー(独、127.5mと120.5m、249.1ポイント)に差をつけた。この勝利で、シュトッホはワールドカップ個人総合首位についた。
シュトッホ、W杯個人総合トップに
シュトッホは、「シュテファン・クラフトにこれ程リードしているとは思っていなかった。慢性的な膝の痛みがあって、時々は良くなるのだけど、時々はかなりの痛みがあって昨日もそうだった。今日は大丈夫だったから2本の良いジャンプを揃えることができた。黄色いリーダーゼッケンの着用を許されるのはもちろん喜ばしいこと。これまでの厳しい練習の賜物だと思うし、このリードを維持して、良いジャンプを出せるように、という励みにもなる」と試合後のインタビューで喜びを伝えた。
2位に入ったオーストリアのシュテファン・クラフトは、ファーストラウンドではまだシュトッホに届きそうな距離にいた。しかしファイナルでは控え目な117mしか出せず、最終的に2位となったが、それでもかなり満足そうだった。「凄く素晴らしい試合で、今日の成績にとても満足している。僕の1本目はとても上手くいったけど、2本目ではサッツのタイミングが遅れた。今日はカミル(シュトッホ)に全然かなわなかった。彼は今、本当に抜群の調子を見せている。ジャンプ週間を終えてから、10位以内に入っていけるように、という目標を立てたら、今日は表彰台に上がれた。自分自身、強くなったと感じているし、どの試合でも表彰台を狙って行けるようにしたい」とシュトッホは試合後に話した。
アンドレアス・ヴェリンガーは、これまでと格段の差で今季自己最高成績となる3位入賞を果たした。「自分にとって長い道のりだった。ここ4〜5週間以上、上位に近づくために一歩一歩頑張ってきた。今日は最初から良い感触で、自分のベストのジャンプができて、ファイナルラウンドは特に良かった。表彰台に立てるということはものすごいこと。僕はポーランドがとても好きだし、とりわけこのヴィスワのジャンプ台が好き。ここのファンは素晴らしくて、僕達が遠くまで飛べるように煽ってくれる」とはヴェリンガーの談だ。
4位がノルウェーのダニエル=アンドレ・タンデで、そのわずか0.5点差でスロベニアのドーメン・プレウツが5位に続いた。6位はマヌエル・フェットナー(オーストリア)だった。ミヒャエル・ハイボック(オーストリア)は1本目では3位だったが、ファイナルで8位まで順位を落としてしまった。
ツェネ・プレウツ(スロベニア)のスキー板が冷や汗ものの瞬間を提供した。ツェネはスタート地点で準備段階の時に片方の板を落とし、板は勝手にジャンプ台の最後まで滑り落ちていった。すぐにFIS(国際スキー連盟)レースディレクターのヴァルター・ホーファーが直々にそのスキー板をスタート地点まで届けに行った。ツェネ・プレウツは予定より後からスタートすることが許され、最終的に26位になった。
オーストリアのグレゴア・シュリレンツァウアーは、31位でファイナルラウンド進出をギリギリで逃した。「この回の自分のジャンプはテイクオフから良くなかった。助走スピードは出なかったし、かなりの接戦で、とにかくどんなミスもしちゃいけなかったんだ」と、シュリレンツァウアーは注目を集めたカムバックでの31位という成績を説明した。シュリレンツァウアーの他に、ヨハン=アンドレ・フォアファング(ノルウェー)もファイナルラウンドに進める30位までに入ることができなかった。
ワールドカップ個人総合成績では、カミル・シュトッホ(ポーランド、733点)が首位、ドーメン・プレウツ(スロベニア、691点)が2位、ダニエル=アンドレ・タンデ(ノルウェー、687点)が3位についている。
国別総合成績では、ポーランドチーム(2,228点)が首位、オーストリア(2,098点)が2位、ドイツ(1916点)が3位となっている。