We use cookies to give you the best possible user experience and to integrate social media. プライバシーポリシー

W杯男子ラハティ第1戦 ハイボック(Aut)が今季初優勝

作成: 19.02.2016 19:56 / sk

個人戦2試合と団体戦1試合が予定されているワールドカップ男子ラハティ大会(フィンランド)で、2月19日に個人戦初戦が行われ、ミヒャエル・ハイボック(オーストリア)が優勝した。11月末にキャンセルとなったルカ/クーサモ戦の代替となるこの試合で、ハイボックは128.0mと129.0mの飛距離で265.4ポイントを獲得し、ダニエル=アンドレ・タンデ(ノルウェー)とセヴェリン・フロインド(独)を抑え、ワールドカップ通算2勝目を挙げた。

ハイボックは試合後のインタビューで、「僕は忍耐強い人間なので、その性質が役に立っていると思う。何回か2位にまではいけたけど、いつも一際強いペーター・プレウツ(スロベニア)がもっと上手く飛んで立ちはだかっていた。今日もそうなってしまうかと思っていた。スロベニアがプレウツの2本目の助走距離を短くしたのがアダになって、僕がその恩恵を受けたのだと思う。優勝することができて本当に嬉しい。最近はどちらかと言うと表彰台から遠ざかっていた。次に世界選手権が行われるこのジャンプ台で、今日このような成功を収めることができて、これ以上良いことはない」と、喜びを表した。


タンデ、2度目の表彰台
ダニエル=アンドレ・タンデは126.5mと127.0mのジャンプで、263.0ポイントをマークし2位となり、今季2度目の表彰台を喜んだ。
タンデは、「団体戦では何度も表彰台に立つことができたけれど、個人戦ではまだあまりその経験を積んでいない。フォームがどんどん良くなってきていて嬉しい。僕達は明日の試合(団体戦)での優勝は期待していない。なぜなら、スキージャンプでは色んな要素がありすぎて、予測が立てられないから」と話した。


上位に復活のフロインド
セヴェリン・フロインドは125.0mと128.0m、計259.5ポイントで3位に入り、7試合ぶりの表彰台となった。
フロインドは、「2本目のジャンプは、テイクオフでの小さなミス以外は本当に上手くいった。全体的に見て、自分にとって完璧に事が運んだ。前回表彰台に立ってから少し間が開いてしまった。(個人第2戦が行われる)日曜は天気のせいでハラハラするかもしれない。でもフィンランドの天気はどうなるかいつも分からない。楽しみにしている」と、やる気をみせた。

ケネス・ガグネス(ノルウェー)は、127.5mと127.0mで、フロインドにわずか0.3点差で4位に甘んじた。


優勝を逃したプレウツ
現在ワールドカップ(W杯)総合首位のペーター・プレウツは、1本目ではまだ余裕でリードしていたが、128.0mと123.0m、258.7ポイントで最終的に5位にまで順位を下げてしまった。

ノルウェーチームからは、ヨハン=アンドレ・フォアファング(255.0点)が6位、アンダース・ファンネメル(245.8点)も8位に入り、またしても際立ったチーム成績を収めた。

葛西紀明は246.6点で7位に入賞し、日本勢のトップだった。
チェコのロマン・コウデルカは245.5点を獲得し、好成績の9位入賞を果たした。
伊東大貴は244.2ポイントで10位に入り、好調さを裏付けた。


トップ15に日本人3人!
シュテファン・クラフト(オーストリア)とリヒャルト・フライターク(独)に続き、竹内択が13位につき、トップ15に3人目の日本人となった。
ステファン・フーラは14位でポーランド勢トップだった。スイス勢トップのシモン・アマンを抑えて健闘の15位に入ったのはヨアヒム・ハウアー(ノルウェー)だった。

ロベルト・クラニエツは、ヴィケルスン戦ではファイナル進出を逃したが、今回は19位と挽回し、スロベニア勢の2番手だった。
ポーランドのアンジェイ・ステカラ、クレメンス・ムランカ、カミル・シュトッホが21~23位までを占め、ポイントを加算した。
ヴァンサン・デスコンブ=セボアは30位で、W杯ポイントを辛くも1点だけフランスに持ち帰ることができる。

来年の世界選手権が予定されているラハティのジャンプ台で、2月20日(土)16:30(日本時間 翌0:30)から団体戦が開催される。

 

全リザルト:W杯男子ラハティ第1戦

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

ギャラリー

Lahti - Windy Saturday
20.02.2016 21:07
Lahti - WC 2nd Comp. 2016
21.02.2016 20:21

統計

最長不倒
129.0m
Hayboeck, Michael (AUT)
最短ジャンプ
99.5m
Asikainen, Lauri (FIN)
平均飛距離
116.6m
K点越えジャンプ
73.8%
ネーション数
12
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
6
Norwegen
Hayboeck, Michael
06.01.15
Bischofshofen
Österreich
14.02.16
Iraschko-Stolz, Daniela (AUT) Ljubno