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フライング世界選手権:ペーター・プレウツが金

作成: 16.01.2016 16:36 / sk

ペーター・プレウツ(スロベニア)が、ジャンプ週間に続きスキーフライング世界チャンピオンのタイトルも獲得した。1月16日(土)、スキーフライング世界選手権バート・ミッテルンドルフ大会(オーストリア)の個人後半戦が行われ、プレウツが3ラウンドの後、合計640.1ポイントを獲得し、ケネス・ガグネス(ノルウェー)とシュテファン・クラフト(オーストリア)を抑え、2012年のロベルト・クラニエツ以来2人目のスロベニア人として世界選手権王者となった。

スキーフライング世界選手権では、2日間全4回の飛躍で順位が決まるが、風の条件が難しくなり予定されていた第4ラウンドは中止された。

ペーター・プレウツは第3ラウンドで、244.0mの飛翔を見せ、15日(金)に自身が立てたヒルレコードを更に1m伸ばした。前日の第2ラウンドでは213.5mで、前半戦が終わった時点ではケネス・ガグネスにリードされていた。
前日に236.0mと216.0mを揃えたガグネスは、ファイナルラウンドとなった3本目では238.0mで、プレウツにわずか3.3点の差で優勝を逃した。


開催地にメダルをもたらしたクラフト
シュテファン・クラフトは、ファイナルでも1本目と同じ226.5mを出し、220.0mの2本目と合計で629.2ポイントを獲得し、開催国オーストリアに期待されていたメダルをもたらした。


フォアファング転倒でメダル逃す
ヨハン=アンドレ・フォアファング(ノルウェー)は3本目で240.0mを出した後に転倒し、可能性のあったメダルを逃してしまった。1日目の230.0mと216.5mと合わせ最終的に602.0ポイントを記録し、4位だった。
葛西紀明は、1本目で既に好調の240.5mまで伸ばし、215.0m、220.0mとまとめ、計600.4ポイントで5位に入賞した。
メダル争奪戦に全く食い込んでいくことができなかったのは、タイトル保持者だったセヴェリン・フロンド(独)で、2日目で自身最長の223.5mの飛翔を見せたものの、計565.3ポイントで首位のプレウツに約75点もの差をつけられて6位に終わった。
アンダース・ファンネメル(ノルウェー)は、最長で234.0mまで出したが、543.9ポイントで、フロインドに続く7位だった。
リヒャルト・フライターク(独)は、3本目で231.0mの快ジャンプを見せ、計542.8ポイントで8位、ユーリ・テペシュ(スロベニア)が535.5ポイントで9位に入った。

団体戦に期待がかかるスロベニア
スロベニアチームは他にも、ロベルト・クラニエツが534.9ポイントで10位、アンツェ・ラニセクが12位に入り、団体戦の優勝候補としての地位を強固にした。
ミヒャエル・ハイボック(オーストリア)はクラニエツに僅差で及ばず、11位だった。
引き続き納得の結果を出したバンサン・デスコンブ=セボア(仏)が13位、アンドレアス・ヴェリンガー(独)が14位、ポーランド勢トップだったダヴィド・クバツキーがトップ15を締めくくった。
ダニエル=アンドレ・タンデは、ノルウェーの4番目として、シモン・アマン(スイス、16位)とマヌエル・ポッピンガー(オーストリア、17位)に続く18位に入り、17日(日)に予定されている団体戦選抜に期待が持てる。
ロマン・コウデルカがチェコ勢のトップで20位だった。マッケンジー・ボイド=クロウズ(カナダ)が27位、デニス・コルニロフ(露)が29位だった。

クルムジャンプ台で行われるスキーフライング世界選手権団体戦は、1月17日(日)14:15(日本時間22:15)から行われる予定だ。

 

公式リザルト

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

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統計

最長不倒
244.0m
Prevc, Peter (SLO)
最短ジャンプ
131.0m
Boyd-Clowes, Mackenzie (CAN)
平均飛距離
196.8m
K点越えジャンプ
60.0%
ネーション数
11
トップ10のネーション数
5
トップ30のベストネーション
5
Deutschland
Prevc, Peter
10.01.16
Willingen
Slowenien
10.01.16
Prevc, Peter (SLO) Willingen