作成: 18.01.2025 19:52
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1月18日(土)、今季初めての男子団体戦がザコパネ(ポーランド)で開催され、優勝候補だったオーストリアチームが優勝した。
先日行われたジャンプ週間総合の上位3名を含むオーストリアチームは、危なげなく勝利を決めたが、2位以降の闘いは激しく、最後は驚きの結果となった。
シュテファン・クラフト、マキシミリアン・オルトナー、ヤン・ホアル、そしてジャンプ週間総合覇者となったダニエル・チョフェーニックからなるオーストリアチームが、18日(土)のザコパネ団体戦で優勝するのは、始めから決まっていたようなものだった。
ジャンプ週間から圧倒的強さのオーストリアだったが、17日(金)にザコパネのヒルサイズ140mのラージヒルで行われた公式練習と予選でも強かった。そのため、今日の試合で最終的に40点以上の差をつけて優勝したことは別段驚くことでもなかった。
ダニエル・チョフェーニック
「ジャンプ週間が終わった後では、僕たちが明らかに優勝候補と見られていた。なんとしても結果を出さなくてはいけない状況は簡単ではないけど、僕らは本当にうまくやったと思う。上のスタートゲートにいた時に、かなり差を引き離しているのが分かったから、もうあんまり間違ったことは起きないはず、と思った。」
マキシミリアン・オルトナー
「本当にスゴかった。2本ともかなり良いジャンプができた。ザコパネ大会は盛り上がるから、まさにハイライトの一つ。僕にとって初めての団体戦だった。素顔らしい場所で、スゴいジャンプ台だし、本当に嬉しかった。」
シュテファン・クラフト
「チームの全員がこんな風にうまくやって、リラックスした試合ができるのは良いことだけど、一度だって気は抜けない。チームメイト達を誇りに思う。団体戦はいつも特別なもの。40点差で優勝なんて圧倒的だしスゴイこと。」
2位を巡るノルウェー、ドイツ、スロベニアの闘いは最後まで目が離せなかった。そして最終的に抜きん出たのは驚くべきことにスロベニアチームだった。スロベニアの
アンツェ・ラニセクが、ノルウェーの最終ジャンパー
ヨハン=アンドレ・フォアファングを抑えることに成功して、2位の座を手にした。
カール・ガイガーは、「今日は残念ながら、表彰台には届かなかった。それでも僕らは闘い抜いたし、次の団体戦では、表彰式に参加できるようにしたい」と話した。
5位はポーランド、6位はスイス、7位はアメリカだった。
日本チームは、中村直幹、小林潤志郎、小林朔太郎の4人で臨み、8位となった。
カザフスタンは9位、フィンランドは10位で、上位8チームによるファイナルラウンドに進めなかった。
W杯男子ザコパネ大会団体戦 リザルト(2025年1月18日)
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。
Platz zwei: TZeam Slowenien