01 | Hoerl, J. | 285.3 | ||
02 | Paschke, P. | 277.8 | ||
03 | Tschofenig, D. | 273.8 | ||
04 | Kraft, S. | 273.1 | ||
05 | Deschwanden, G. | 259.7 | ||
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スキーフライングワールドカップ・オーバーストドルフ大会(ドイツ)で2月25日(日)に個人第2戦が開催され、オーストリアのシュテファン・クラフトが優勝した。前日の第1戦ではスロベニアのティミ・ザイツが優勝したが、激戦の第2戦ではクラフトが勝利した。
ベテランのペーター・プレウツ(スロベニア)は前日同様2位、3位は小林陵侑だった。
アンドレアス・ヴェリンガーはドイツ勢のトップで7位だった。
クラフトにとってはワールドカップ(W杯)通算40勝目となり、39勝のカミル・ストッフとアダム・マリシュのポーランド勢2人を超えた。
現時点でクラフトは歴代W杯勝利数ランキングで3位となっている。クラフトより多く優勝しているのはマッチ・ニッカネン(フィンランド)とグレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)の2人だけだ。
そして今日の勝利は30歳のクラフトにとって、W杯総合優勝に向けて大事な一歩ともなった。現在クラフトは1,546ポイントで首位、2位の小林陵侑は1,277ポイント、アンドレアス・ヴェリンガーは1,178ポイントで3位に続いている。
クラフトは試合後に、「今週末は刺激的な大会で、とても多くのエネルギーを要した。金曜の初戦は45位と36位で本当に全くうまくいかなかなくて、こういうのは自信がグラつくから良くない。だからこそ昨日の3位と今日の勝利はなおさら嬉しい。でも今週末は本当に大変だった。40勝目を達成できたことは特別なこと。歴代のランキングリストのこんなに上の方にいられるなんて素晴らしい。でも今日大事だったのは、ここで良いパフォーマンスが出せたこと。統計を見るのは僕がジャンプを引退した後かな」と、説明した。
前日同様ペーター・プレウツ(スロベニア)が2位につけた。2試合が終わった現時点のスキーフライング総合ランキングで、2度2位となったプレウツとクラフトは160点で同点首位となっている。
今シーズンではあと4試合のスキーフライング戦が予定されている(ヴィケルスン大会とプラニツァ大会で各2試合)。
小林陵侑は3位入賞を喜んだものの、完全に満足した様子ではなかった。
今シーズン小林は既に9回2位となっている。今日の前半は首位につけており、今季2度目の優勝を飾ってもおかしくなかったが、最終的にクラフトとプレウツに逆転を許した。
前日優勝したティミ・ザイツ(スロベニア)が今日は4位となり、オーストリアの2人マヌエル・フェットナーとダニエル・フーバーが5位・6位に並び、ドイツのアンドレアス・ヴェリンガーが7位となった。
ミヒャエル・ハイボック(オーストリア)が8位、ヨハン=アンドレ・フォアファング(ノルウェー)が9位、そしてドーメン・プレウツ(スロベニア)が10位でトップテンを締めくくった。
ポーランド勢のトップは11位のカミル・ストッフだった。今シーズンこれまでのところ不調のポーランド勢だが、ストッフは久々に良いジャンプを決めることができた。
19歳のエリック・ベルショー(アメリカ)は健闘して12位となった。3週間前のジュニア世界選手権で銀に輝いたベルショーは、世界でも指折りの難しいジャンプ台での最高レベルの試合で12位となり、トップジャンパーへの道を邁進している。
ジャンプ男子のワールドカップは、来週末のラハティ大会(フィンランド)へと続く。ラハティでは個人戦2試合と団体戦1試合が開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は−8時間です。