01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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1月27日(土)、2024年スキーフライング世界選手権バート・ミッテルンドルフ大会(オーストリア)で個人戦の後半が行われ、オーストリアのシュテファン・クラフトが優勝した。
クラフトはドラマチックなファイナルラウンドで、ドイツのアンドレアス・ヴェリンガーとスロベニアのティミ・ザイツを抑えて世界王者のタイトルを獲得した。
ヒルサイズ235mのクルム・フライングヒルでは、風が強く、2時間にもわたって選手、観客、そして審判団を苦しめた。
4本のジャンプの合計点で順位が決まる世界選手権個人戦の後半戦(3・4回)は、本来であれば14:00(日本時間22:00)からスタートするはずだったが、強風のため開始時間がどんどん遅延していった。
ギリギリ開催が可能な開始時間は16:00だったが、ちょうどそのリミットにスタートすることができて、半ば土曜の開催を諦めていた2万人の観客は喜んだ。
それでも、開始時間が遅れたため、予定されていた2ラウンドはできないことが最初から明らかで、1ラウンドのみが開催されることになった。
そしてその1ラウンドで、現在ワールドカップ(W杯)総合首位のシュテファン・クラフト(オーストリア)が今季ずっと見せている強さをまたも証明した。
クラフトは、前日開催された前半戦で首位につけていたスロベニアのティミ・ザイツを追い越し、金メダルを手にした。
銀メダルはドイツのアンドレアス・ヴェリンガー、ザイツは銅メダルを獲得した。
クラフトは、「ものすごく緊張した。それでもジャンプした時には、思っていた通りのことができて良かった。優勝できたのはスゴイこと」と話し、「僕の人生で最高の一日になった。こんな素晴らしいことを体験させてもらってありがたい。チームの全メンバーに感謝の気持ちを伝えたい。皆が必死に働いてくれて、僕は満喫させてもらえる。でもまだこれで終わったわけではないから、明日も良い結果で締めくくれることを楽しみにしている」と、オーストリア国営テレビのインタビューに答えた。
前日の前半戦で4位だったアンドレアス・ヴェリンガーは、「上位は本当に接戦だった。トップの3人の差は4.7点だけで、ほとんど無いも同然。 確かに僕は2.2点の差でシュテファン・クラフトと金メダルに届かなかったけど、今日の試合は強風でキャンセルになってもおかしくなかったことを考えるとメダルに届いて良かった。中止になっていたら前半4位だった僕は手ぶらで帰るところだった」と、話した。
ノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングは惜しくも4位、スロベニアのロヴロ・コスが5位、ポーランドのピオトル・ジワが6位だった。
予想以上の健闘を見せたフィンランドのニコ・キュトサホは7位と好成績をおさめた。
小林陵侑は9位でトップテン入りした。小林潤志郎は21位、二階堂蓮は30位だった。
タイトル保持者マリウス・リンヴィク(ノルウェー)は今回は13位だった。
28日(日)にはフライング世界選手権の団体戦が開催される。9カ国からそれぞれ4人が出場する。
現時点での天気予報はとても良く、14:00(日本時間22:00)からスタートする予定となっている。
2024年 フライング世界選手権 個人戦:最終結果
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は−8時間です。