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W杯男子クリンゲンタール2戦 グラネルード今季10勝目

作成: 07.02.2021 18:56 / sk

2月7日(日)、ワールドカップ(W杯)男子クリンゲンタール大会(ドイツ)の2試合目が行われ、ノルウェーのハルヴォア=エグナー・グラネルードがW杯通算10勝目を祝った。グラネルードは圧倒的な強さで連勝を重ね、今日の試合で4連勝となった。2位はスロベニアのボア・パヴロフチッチ、3位はドイツのマルクス・アイゼンビッヒラーだった。

グラネルードは、「今はW杯総合優勝も視野に入ってきた。どんどん現実味を帯びてきている。今日一日に集中し続けられるように心がけている。W杯総合得点で未だに首位にいられて、更に差を広げられていることが信じられない。なんだか本当ではないみたい。来週のザコパネ大会でもベストを尽くすつもり。僕はこれまでザコパネでは助走に苦戦してきた。でも今度はどうなるかまだ誰にも分からない」と、 話した。

 

現在グラネルードはW杯総合得点1,406ポイントで、総合2位のマルクス・アイゼンビッヒラー(ドイツ、977ポイント)に大差をつけて首位に立っている。

 

ボア・パヴロフチッチは、自己最高成績となる2位入賞を果たした。スロベニアの若手パヴロフチッチは、前日に行われたクリンゲンタール第1戦でも3位に入っており、今週末は喜ばしい成績を収めた。

パブロフチッチは、「僕にとって本当に完璧な週末になった。特に今日の2本目はものすごくうまくいった。これからの大会でも今週末のような成果を出していけたら、と思う。1月はまだ調子が悪かった。多分スキーフライング世界選手権の後で疲れていたんだと思う。でも2月にはまた強くなると信じていた。そして今はとにかくうまくいっている」と、 喜んだ。

 

マルクス・アイゼンビッヒラーは、ようやくまた表彰台入りを果たすことができた。

3位になったアイゼンビッヒラーは、「僕にとってすごく良い試合になった。マテリアルを試行錯誤しなくてはだったけど、その甲斐があった。自信持つことができて良かった。来週末のザコパネ大会がもう楽しみ。今もしっかりしたフォームでできているとは思うけど、もっと安定させなくては。今日は特に2本目のジャンプがうまくいったし、試合を本当に満喫することができた」 と、語った。

 

ノルウェーのロバート・ヨハンソンは4位で、惜しくも表彰台入りを逃した。それでもヨハンソンは、本戦の前に行われたプロローグ(予選の変わり)で1位になっていた。

 

5位は日本の佐藤幸椰、ポーランドの二人カミル・ストッフとダヴィド・クバツキーが6位・7位に並んだ。

他の日本勢は、佐藤慧一が8位、小林陵侑は13位、中村直幹は23位だった。

 

マーティン・ハマン(ドイツ)は10位で初のトップテン入りを果たした。

オーストリア勢のトップだったヤン・ホアルは11位だった。

ドイツのセヴェリン・フロインドは今日21位となったが、今季スキーフライング世界選手権王者となったカール・ガイガーは38位で、前日と同じく上位30人によるファイナルラウンドへ進出できなかった。

 

スキージャンプW杯男子の試合は、来週末のポーランド・ザコパネ大会へと続く。

 

リザルト

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
146.0m
Pavlovcic, Bor (SLO)
Kubacki, Dawid (POL)
最短ジャンプ
98.0m
Muminov, Sabirzhan (KAZ)
平均飛距離
128.4m
K点越えジャンプ
79.2%
ネーション数
14
トップ10のネーション数
5
トップ30のベストネーション
5
Österreich
Deutschland
Polen
Slowenien
Granerud, Halvor Egner
06.02.21
Klingenthal
Norwegen
06.02.21
Granerud, Halvor Egner (NOR) Klingenthal