01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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1月31日(日)、ワールドカップ男子ヴィリンゲン大会(ドイツ)で第2戦が行われ、ノルウェーのハルヴォア=エグナー・グラネルードが圧倒的な勝利を飾った。強風のため2本目はキャンセルとなり、1本のみで順位が決まった今日の試合だったが、グラネルードは2位のピオトル・ジーワ(ポーランド)と3位のマルクス・アイゼンビッヒラー(ドイツ)に大差をつけて優勝した。
今日の勝者と「ヴィリンゲン6」の勝者は、1回のジャンプだけで決まった。コロコロ変わる風のために何度も中断しなくてはならず、1ラウンドだけでも最終的に約2時間もかかり、普段の2ラウンドの試合より長くかかってしまった。
しかし、前日の第1戦でも優勝し、ワールドカップ(W杯)総合首位のグラネルードは、風の影響も感じさせないパフォーマンスを見せた。1本のジャンプのみで順位が決定したが、そんな中でもグラネルードは2位との差をなんと19.3ポイントに広げた。
グラネルードは、「今日は天候条件が僕に味方してくれた。順番が来るまで僕は暖かい部屋で待つことができた。他の選手は寒さの中でもっと長く待たなくてはいけない人もいたし、それでも僕より悪い条件に当たってしまう人もいた。今は本当に調子が良くて、またクリスマス前みたいに楽しくジャンプができている。W杯シーズンはまだまだ終わらないけど、今日はリードを広げることができて良い一歩になった」と、喜んだ。
マルクス・アイゼンビッヒラーは今日の3位、そして「ヴィリンゲン6」でも3位となった。
「今日みたいな天候条件だったら、何でも起こりうる。今日の僕は運良くいい条件に当たって、表彰台に上がることができて嬉しい」と話した。
今日一番驚きの健闘を見せたのはポーランドのクレメンス・ムランカで、4位となった。ムランカは2日前にヴィリンゲンの新ヒルレコードを立てており、このジャンプ台との相性の良さを今日も裏付けた。
ドイツのピウス・パシュケは8位となった。
オリンピック金メダル4冠のシモン・アマン(スイス)は、前日の12位に続き、今日は9位となり、長いスランプを経て再び強いパフォーマンスを見せた。
オーストリアのシュテファン・クラフトとダニエル・フーバーは、前日の第1戦では非常に不利な条件に当たり実力が発揮できなかったが、今日は6位と7位とまずまずの成績を収めた。
シュテファン・クラフトは、「今日はものすごく難しかった。フェアとはとても言えない状況だったから、審判団が試合を最後までやるとは思ってなかった。それでも結果を見れば、本当に強い選手が上位3位に入っていると言うしかない。こういう条件の時はとにかく全力で向かっていくしかないし、今日はそれが何とかうまくいったと思っている。今日の自分のジャンプには、もちろんとても満足している」と、試合後のインタビューに答えた。
日本チームからは、佐藤慧一が13位、小林陵侑が14位、中村直幹が25位に入り、伊東大貴は37位、佐藤幸椰は45位だった。
男子のW杯は、2試合が予定されている来週末のドイツ・クリンゲンタール大会へと続く。
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※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。