01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
全リザルト » |
11月29日(日)、ワールドカップ男子ルカ大会(フィンランド)で第2戦が行われ、ノルウェーのハルヴォア=エグナー・グラネルドが優勝した。グラネルドは2本目で圧倒的なジャンプを見せて、ドイツのマルクス・アイゼンビッヒラーから優勝をかっさらった。ルカトゥントゥリ・ジャンプ台での手に汗握る今日の試合で、3位になったのはポーランドのダヴィド・クバツキーだった。
マルクス・アイゼンビッヒラーは今シーズン3連勝目にほとんど手が届きそうだったが、そこにグラネルドが出てきて、その上アイゼンビッヒラーの2本目は条件にあまり恵まれなかった。バイエルンの人気者、アイゼンビッヒラーは今日は最終的に2位に終わった。
アイゼンビッヒラーは、「ファイナルラウンドでは条件に恵まれたとは言い難かった。本当にコロコロ変わりやすくて、ものすごく難しかったし、ずっとギリギリの状態だった。それでも今日2位になれて嬉しい。自分のジャンプがうまくいっているという事にだけ集中して、結果がどうのということについては全然考えない」と話した。アイゼンビッヒラーは今季に入って300点満点中の280ポイントを獲得して、引き続きワールドカップ(W杯)総合首位につけている。
今日の勝者、グラネルドにとってはW杯初優勝だったが、すでにその前のポーランド・ヴィスワ戦でもルカ第1戦でもかなりの強さを見せていた。
グラネルドは、「嬉しすぎるぐらい。僕にとって大きな節目になった。これまでに4位や5位にはなったことはあっても、まだ表彰台にも上がったことがなかった。今日の勝利は僕にとって、ものすごく大きな一歩になった」と、勝利後のインタビューに感動した様子で答え、「自分のジャンプの前に佐藤(幸椰)のジャンプを見て、条件さえ合って僕もうまくやればかなりの飛距離が出せると思った。僕の番になって、サッツはとてもうまくいったし、良い条件にも当たった。飛行中は変わりやすい風とちょっと戦わなくてはだったけど、最後はとてもうまくいった」と説明した。
3位は、前日の第1戦同様、ポーランドのダヴィド・クバツキーだった。
「1本目はあまりうまくいかなくて7位だったから、3位になれてとても満足している。自分でももっとできると分かっていたから、表彰台入りを狙っていた。今回のルカ大会で2回とも表彰台に上がれて嬉しい。今日の試合は風がかなり変わりやすくて、簡単ではなかった。でも最後は大丈夫だった。僕のジャンプはまだ完璧とは言えないから、プラニツァでのスキーフライング世界選手権までにはもっと調整しなくては」と、意欲を見せた。
佐藤幸椰はファイナルラウンドで、今日一番のジャンプを見せた。良い条件に恵まれて、佐藤は大ジャンプを146mまで伸ばした。今日の最長飛距離となった夢の大飛翔で、佐藤は4位につけた。
5位と6位にはノルウェーのヨハン=アンドレ・フォアファングとロバート・ヨハンソンが続き、残念な結果となった昨日とは違って、素晴らしい好成績を収めた。
ドイツのカール・ガイガーとセヴェリン・フロインドは8位と9位に続き、特に怪我による休場から復帰したフロインドにとってはトップ10入りは大成功だったと言える。
素晴らしい試合だったが、定期的に行われる検査の枠内でチェコの選手一人とブルガリアのコーチがコロナ陽性との結果が出て、影を落とした。試合開始前に、チェコのチーム全体とブルガリアチームには隔離措置が取られた。そのため、この両チームは次の会場となるロシアへ向かう旅には同行できないことになった。
他のチームは、11月30日(月)11:00のチャーター便でロヴァニエミからエカテリンブルクに向かうことになっている。
来週末のニジニ・タギル大会(ロシア)では、ワールドカップが2試合開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。