01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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1月20日(日)夜、国際スキー連盟(FIS)スキージャンプワールドカップ男子ザコパネ大会(ポーランド)の個人戦が開催され、オーストリアのシュテファン・クラフトが優勝した。クラフトは、133mと132.5mのジャンプで計278.3ポイントを獲得して、ノルウェーのロバート・ヨハンソンを2位に、日本の佐藤幸椰を3位に抑えた。クラフトにとってはワールドカップ通算13勝目となり、2017年のスロベニア・プラニツァでのシーズンファイナルで優勝して以来、約2年ぶりの勝利を飾った。
今日の勝者、クラフトは、「雰囲気がいつもとても特別だから、このジャンプ台がすごく好き。今日の1本目は本当にうまく決まった。ファイナルラウンドでは少し緊張してしまった。2本目では敢えて少しリスクをおかして挑戦したから、最終的に優勝できて嬉しい。僕の大きな目標は、ホームゲームとなる世界選手権ゼーフェルド大会でメダルを獲ること。週末の大会ごとに頑張って、この好調さを保てるようにしたいと思っている」と話した。
ノルウェーチームは、前日の団体戦では一人失格となったために8位に終わり災難だったが、ザコパネ大会最終日はそれを補う好成績となった。2位のロバート・ヨハンソンの他にも、ヨハン=アンドレ・フォアファングとハウヴォル=エグナー・グランルードも4位と5位に続きトップ成績を収めた。フォアファングは1本目では19位だったのが、2本目で今日最長の137mの飛翔を決めて15位ジャンプアップの猛追を見せて、4位まで追い上げた。
2位入賞のロバート・ヨハンソンは、「今シーズンはこれまで、トレーニングでの好調さを試合に生かせないという問題を抱えていた。今日はやっと試合中に2本の良いジャンプを収めることができた。今日は良い日になった」とインタビューに答えた。
日本の23歳、佐藤幸椰は自己最高成績となる3位入賞を果たした。ワールドカップ(W杯)個人総合首位の小林陵侑は今日は7位だった。これで佐藤幸椰は今シーズンに表彰台入りを達成した二人目の日本人となった。
失意のドイツとポーランド
今日のドイツ勢トップは7位のシュテファン・ライエで、コンスタンティン・シュミットが健闘の15位に入った。その他は、カール・ガイガーが24位、リヒャルト・フライタークが25位、マルクス・アイゼンビッヒラーが26位で上位入賞を逃した。前日の団体戦で優勝したドイツチームにとっては、今日の結果は残念なものだった。
オリンピック金メダル3冠のカミル・シュトッホと、優勝有力候補だったダヴィド・クバツキーを擁するポーランドチームにとっても、同じく失意の結果となった。ポーランド勢トップだったのは12位のダヴィド・クバツキー、シュテファン・フーラが17位、ピオトル・ジーラが19位、カミル・シュトッホは36位で、上位30人によるファイナルラウンド進出さえ逃した。
W杯個人総合成績では、引き続き小林陵侑が1,128ポイントでダントツの首位、2位・3位にはポーランドのカミル・シュトッホ(624ポイント)とピオトル・ジーラ(603ポイント)が続いている。今日優勝したシュテファン・クラフト(581ポイント)は4位に順位を上げた。ドイツ勢のトップはシュテファン・ライエ(505ポイント)で総合6位となっている。
FISスキージャンプワールドカップ男子の次の試合は、来週末(1月26日と27日)に日本の札幌で開催される。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。