01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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ペーター・プレウツ(スロベニア)がワールドカップ男子アルマトイ大会(カザフスタン)の第2戦でも優勝し、早くも今シーズンの個人総合優勝が決定した。スキーフライング世界選手権の王者にもなったプレウツは、139.5mと139.0mの飛翔で、昨季総合優勝のセヴェリン・フロイド(独)とダニエル=アンドレ・タンデ(ノルウェー)を抑えた。それに加え、プレウツはグレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)が持つ1シーズンの最多優勝記録である13勝に並んだ。
プリモジュ・ペテルカに次いで2人目のスロベニア人として優勝クリスタルトロフィーを確実なものにしたプレウツは、試合後のインタビューで、「自分のキャリアの中で最も意味のある瞬間になった。少しずつ近づくために戦ってきて7年かかった。今回、自分が本当に達成できることをやっと証明することができた。目標はいつも完璧なジャンプを飛ぶこと。それは1シーズンに2回果たせれば良い方で、これからもずっと厳しく精進していかなくてはいけない。これに加えてスキーフライング・ワールドカップでも総合優勝を果たしたい」と意欲を見せた。
フロインドが新記録樹立
セヴェリン・フロインドは137.0mと新バッケンレコードとなった141.5mのジャンプで、少なくとももう一度ライバルに肉薄したが、最後は314.3ポイントで2位に終わった。
フロインドは、「もちろん、僕が今日ここでペーター・プレウツをヤキモキさせることができたらもっと良かったけれど、彼は今とにかく強すぎる。前の試合では3位だったのが、今回は2位になれて、もう少し近づくことができて嬉しい」と話した。
ダニエル=アンドレ・タンデは、140.5mと139.5mを飛んで310.9ポイントを出し、今季4度目のワールドカップ(W杯)表彰台入りを果たした。
タンデは、「とても満足している。引き続きかなり高いレベルのジャンプを飛べているし、このままシーズンの終わりまで維持していけるようにしたい」と語った。
惜しくも表彰台を逃したオーストリア
前回のクオピオ大会で一緒に表彰台に上がったオーストリアの二人、シュテファン・クラフトとミヒャエル・ハイボックは、今回は4位と5位だった。
クラフトは139.0mと138.5m、306.4ポイントを記録し、135.5mと137.0mを飛んだハイボックが0.4点差で5位を確保した。
ドイツチームはフロインドの他にも、リヒャルト・フライタークが294.6ポイントで6位、アンドレアス・ヴェリンガーが280.3ポイントで10位に入り、かなり優秀なチーム成績を収めた。
好調の日本
日本チームも葛西紀明(294.3点)と竹内択(293.4点)が7位と8位に入り、満足の結果となった。
9位は288.6ポイントのケネス・ガグネス(ノルウェー)だった。
ちょっとの差で、自己2度目のW杯トップ10入りを逃したのはシュテファン・ライエ(独)で、11位だった。ロマン・コウデルカは12位でチェコ勢のトップ、アンダース・スティエルネン(ノルウェー)は13位でいつも通りの手堅い成績を出した。
伊東大貴が14位、ロベルト・クラニエツ(スロベニア)が上位15位を締めくくった。
スイス勢トップだったシモン・アマンの後に、世界記録保持者のアンダース・ファンネメル(ノルウェー)が
ユーリ・テペシュ(スロベニア)と同点の17位に続いた。
ポーランドチームは、ダヴィド・クバツキーが25位、アンジェイ・ステカラが28位に入り、少なくとも第1戦よりは良い結果を残すことができた。
今季の個人戦をあと6試合残すばかりとなった現在、ペーター・プレウツが総合得点1,898ポイントで、2位のセヴェリン・フロインドに619点の差をつけた。ミヒャエル・ハイボックは1,143ポイントで総合3位の座を更に確かなものにした。3位は1,073ポイントのケネス・ガグネス、4位には913ポイントのシュテファン・クラフトが続いている。
タイトルをもう一つ狙うプレウツ
ジャンプ週間の総合優勝、スキーフライング世界選手権の金に続き、W杯個人総合優勝も完璧に決めたペーター・プレウツは、プラニツァでのシーズン最終戦で次のタイトルとして、スキーフライング・ワールドカップの小さなクリスタルトロフィーも狙うことができる。この種目でもプレウツが首位についている。
スキージャンプW杯男子の試合は、早くも3月3日(木)から始まるポーランド、ヴィスワ大会へと続く。