01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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28日(日)に行われたワールドカップ女子アルマトイ大会(カザフスタン)の第2戦でも高梨沙羅が優勝した。既に今シーズンの総合優勝が確定している高梨は、96.5mと102.0mのジャンプで236.9ポイントを獲得し、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)とマヤ・ヴティッチを抑え、今季14勝目を祝った。
高梨は、「ここカザフスタンに来たのはもう5回目。今日の最初のジャンプでは小さなミスをしてしまった。それでも2本目では改善することができて、とても良い結果を出すことができた。カザフスタンは大好きなので、またここに来る機会を与えてもらえれば、すごく嬉しい」と話した。
1本目では首位に立っていたイラシュコ=シュトルツは、97.5mと97.0m、合計234.7ポイントで、最終的に今季8回目の2位入賞となった。
イラシュコ=シュトルツは、「ここの居心地はとても良い。ホテルもすごく良いし、ジャンプ台の施設もこの気候も気に入った」とインタビューに答えた。
表彰台に戻ってきたヴティッチ
スロベニアのマヤ・ヴティッチは、96.5mと99.0mを飛んで233.9ポイントとなり3位で、今冬7度目のワールドカップ(W杯)表彰台を果たした。
ヴティッチは、「アルマトイもとても良いところだと思う。この大会の開催が叶って嬉しい。天気も大会運営も素晴らしかった」と喜びを伝えた。
ジャックリーン・ザイフリーツベルガー(オーストリア)は95.0mと100.5m、232.7点で、3位に1.2点足りず4位に甘んじた。
アヴァクモヴァ、再び上位に
ロシアのイリーナ・アヴァクモヴァは94.0mと97.5m、222.4ポイントで今季4度目のトップ5入りを果たした。
アヴァクモヴァにわずか0.6点差で世界選手権の女王、カリーナ・フォクト(独)が6位に入り、今シーズン6回目のトップ10入りを果たした。アメリカのニタ・イングルンドは219.5ポイントで7位に入賞し、好調さを裏付けた。
前日の第1戦でファイナル進出を逃した伊藤有希だったが、今日は216.6ポイントで8位と、好調だった。新世界ジュニアチャンピオンとなったキャラ・ホルツル(オーストリア、216.1点)が9位に続いた。
トップ10入りのルンドビー
ノルウェーのマーレン・ルンドビーはホルツルに0.3点差で、上位10位を締めくくった。
今回もフランスチームの最高成績を出したのはジュリア・クレアで、11位に入った。スペラ・ロゲリは12位でスロベニア勢の2番手だった。エレーナ・ルンガルディアはイタリア勢トップとして、カタリーナ・アルトハウス(独)に続く14位、タラ・グラフティー=モーツ(米)は15位で第1戦に続き多数のW杯ポイントを加算することができた。
自己最高のW杯成績を出すことができたのはドイツのルイザ・ゴアリッヒで、テイラー・ヘンリッチ(カナダ)に続く18位入りを喜んだ。フィンランドのユリア・キッカネンは22位でW杯ポイントを集めた。
総合上位3位、確定
W杯個人総合成績では高梨沙羅が1,610点で、2位のダニエラ・イラシュコ=シュトルツとの差を471点にまで広げることができた。マヤ・ヴティッチは現在908点で、総合3位の座は確実となった。
国別対抗ではまだ理論的には順位の変更がありえる。オーストリア女子は他の追随を許さず2,886点で首位についている。2位の日本女子チームは2,565点となっている。来週末にルシュノフで予定されていたジャンプ女子最終戦がキャンセルとなり、もしその振替試合が行われることになっても、現在2,290点のスロベニアが国別対抗2位へ上がる期待はかなり淡いものだろう。
昨季3位だったドイツ女子は、今シーズンは全体的に期待外れで、現在1,358点となっており、一度も表彰台を果たせないまま、総合成績の表彰台も逃すことが決定的となった。
新記録を狙う高梨
中止となったルシュノフの個人戦2試合の代替戦が行われるかどうかの決定が、29日(月)に発表される予定だ。特に高梨沙羅にとっては、それは大事な意味を持つ。高梨はあと2試合で、2013/14シーズンに達成したW杯自己最高得点(1720点)と、最多勝数(15勝)を塗り替えるチャンスを持っている。