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W杯女子ヒンツェンバッハ大会第2戦 高梨沙羅が10連勝

作成: 07.02.2016 15:27 / sk

2月7日(日)のワールドカップ女子ヒンツェンバッハ大会(オーストリア)第2戦で、高梨沙羅が驚異的連勝をまたも伸ばした。
高梨は、98.0mと90.0mで260.1ポイントを獲得し、またも他を寄せ付けず、ワールドカップ10連勝目を祝った。2位と3位はどちらもオーストリアのダニエラ・イラシュコ=シュトルツとジャックリーン・ザイフリーツベルガーで、開催国にとって上々のホームゲームになった。

高梨は試合後のインタビューで、「本当にうれしい。この天気の中、ジャンプができて楽しかった。今は次のリュブノ(スロベニア)での試合を楽しみにしてる」と話した。


2位が定位置となったイラシュコ=シュトルツ
イラシュコ=シュトルツは1本目が終わった時点ではまだ4位だったが、88.5mと90.0m、計242.0点で、今シーズンに入って既に6回目の2位入賞となった。
イラシュコ=シュトルツは、「今日のジャンプができて本当にうれしい。まだいくつかミスをしてしまっているが、今は正しいフォームを模索中だから、それも普通のことだと思う。膝に痛みがあるけれど、なんとかやっていける」と語った。


ザイフリーツベルガー、自国での表彰台を満喫
ジャックリーン・ザイフリーツベルガーは90.0mと88.0mの飛距離で240.3ポイントをマークし3位で、今季2度目の表彰台を挙げ、「初めて自分の国の観客を前に表彰台に立てたというのは特別なこと。この成績を出せてとても嬉しい」と、喜びを表した。

ノルウェーのマーレン・ルンドビーは90.5mと88.0mでわずか1点差で、惜しくも4試合連続表彰台を逃した。
エマ・クリネッチは86.5mと90.0m、計236.9ポイントで5位に入り、スロベニア勢トップだった。同じくスロベニアのマヤ・ヴティッチはその1.2点差で6位に続いた。


リュブノ戦に備えるスロベニア
ロシアのイリーナ・アヴァクモヴァは引き続き好成績を出し、229.6ポイントで健闘の7位だった。
スロベニアは、スペラ・ロゲリ(228.3点)が8位、カティア・ポズンとウルサ・ボガタイも11位と12位に入り、素晴らしいチーム成績を収めた。

ニタ・イングルンドは225.5点、9位でアメリカチームに再びトップ10成績を提供し、キャラ・ホルツルは10位でオーストリアチームにとって大成功の大会となった週末を締めくくった。


伸び悩むドイツ
カナダのテイラー・ヘンリッチが満足の13位となった反面、前日の第1戦でわずかに復調の兆しを見せていたドイツチームはうまく伸びなかった。アンナ・ループレヒトが14位でドイツ勢トップ、ユリアーネ・ザイファートとカリーナ・フォクトは、イタリアのエレーナ・ルンガルディアに続く16位と17位に終わった。

引き続き高梨沙羅の成績に極端に依存しているのは日本チームだ。勢藤優花が18位、伊藤有希はフランスのジュリア・クレアとドイツの若手、アグネス・ライシュと同点の20位だった。

ユリア・キッカネンは28位でフィンランドにワールドカップ(W杯)ポイントを加算することができ、ツデンカ・ペシャトヴァは29位でチェコチームにポイントを収めた。


高梨、向かうところ敵なし
W杯女子個人総合成績では、首位の高梨沙羅が1180点でまたしても差を広げた。2位は809点のダニエラ・イラシュコ=シュトルツ、3位は538点のマヤ・ヴティッチ(スロベニア)だ。

国別対抗成績ではオーストリア女子が、このヒンツェンバッハ大会の好成績のおかげで2009点まで伸ばし、日本を抑え首位についている。日本チームは1927点で2位、スロベニアが1511点で3位についている。

次の週末には、スロベニア女子のホームゲームとなるW杯リュブノ大会が行われることになっている。

 

リザルト:W杯女子ヒンツェンバッハ第2戦

 

統計

最長不倒
98.0m
Takanashi, Sara (JPN)
最短ジャンプ
67.5m
Malsiner, Lara (ITA)
平均飛距離
83.2m
K点越えジャンプ
40.6%
ネーション数
14
トップ10のネーション数
6
トップ30のベストネーション
6
Deutschland
Slowenien
Takanashi, Sara
06.02.16
Hinzenbach
Japan
06.02.16
Takanashi, Sara (JPN) Hinzenbach