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W杯女子ヒンツェンバッハ大会 高梨沙羅が9連勝でW杯40勝目

作成: 06.02.2016 15:39 / sk

ワールドカップ(W杯)女子ヒンツェンバッハ大会(オーストリア)第1戦が2月6日(土)に行われ、高梨沙羅が優勝した。高梨は93.5mと93.0mで257.2ポイントを獲得し、9連勝目を決めた。2位はオーストリアのダニエラ・イラシュコ=シュトルツ、3位はノルウェーのマーレン・ルンドビーだった。これで高梨はW杯通算40勝を達成し、ポーランドの伝説的なジャンパー、アダム・マリシュを越え、非公式ながらW杯最多勝数ランキングでマッチ・ニッカネン、グレゴア・シュリレンツァウアーに続く3位についた。

高梨は、「ひとジャンプごとに良くなっている気がする。W杯総合で優勝したい」と意欲を見せた。

ダニエラ・イラシュコ=シュトルツは88.0mと88.5mを飛び、238.9ポイントをマークし、今季5度目の2位入賞となった。女子総合優勝のタイトル保持者であるイラシュコ=シュトルツは、「まだ飛翔感覚を改善しなくてはいけない。今日よりもっとうまく飛べるはず。この間のオスロ戦での着地が残念ながらうまくいかなくて、膝に負担がかかってしまった」と、話した。

マーレン・ルンドビーは、87.5mと89.0mのジャンプで238.5ポイントとなり、2位にわずかに届かず3位で、W杯3試合連続の表彰台を祝った。ルンドビーは、「とにかくジャンプを楽しめるように心がけ、明日もまた自分の最善を尽くせるようにしたい」と抱負を語った。


スロベニア勢トップのヴティッチ
マヤ・ヴティッチは88.0mと86.5m、計232.2ポイントで4位に入り、スロベニアチームのトップだった。
次に続いたのは、前日に24歳の誕生日を迎えた世界選手権のチャンピオン、カリーナ・フォクト(独)で、88.5mと86.5mのジャンプを見せ、ロシアのイリーナ・アヴァクモヴァと同点で5位に入った。 アヴァクモヴァは、2月4日(木)のオスロ・ラージヒル戦で3位だったが、今度も85.5mと87.5mで納得のいく成績を出した。


好調のオーストリア
開催国オーストリアにとっては、ジャックリーン・ザイフリーツベルガー(229.7点)とキャラ・ホルツル(226.6点)も7位と8位に入り、全体的に成功のホームゲームとなった。

エマ・クリネッチ(スロベニア)は225.1ポイントで9位、ニタ・イングルンド(米)は健闘の10位入賞を喜んだ。
スロベニアチームは、予選でトップだったスペラ・ロゲリとウルサ・ボガタイが11位と12位に続いて、またしてもかなりの好成績を収めた。


伸び悩みの日本チーム
日本女子は、高梨が優勝したものの、国別対抗成績では伸び悩んでいる。高梨以外は、勢藤優花がジュリア・クレア(仏)とイタリア勢トップだったエレーナ・ルンガルディアに続く15位、伊藤有希が20位で、2人しかW杯ポイントを加算することができなかった。
カナダのテイラー・ヘンリッチの後に、ドイツの3人、カタリーナ・アルトハウス、ユリアーネ・サイファート、アンナ・ループレヒトが17位から19位に続いた。チェコのツデンカ・ペシャトヴァが21位でW杯自己最高成績を収めた。
ダニエラ・ハラランビーが24位で、もう一度ルーマニアチームにW杯ポイントを加算した。
17歳のオーストリア選手、クラウディア・プルカーは26位で上々のW杯デビューを飾った。

W杯女子ヒンツェンバッハ大会第2戦は、2月7日(日)12:30(日本時間20:30)から開催される予定だ。

 

リザルト:W杯女子ヒンツェンバッハ第1戦

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
93.5m
Takanashi, Sara (JPN)
最短ジャンプ
76.5m
Opseth, Silje (NOR)
平均飛距離
83.4m
K点越えジャンプ
34.3%
ネーション数
14
トップ10のネーション数
7
トップ30のベストネーション
6
Deutschland
Slowenien
Takanashi, Sara
04.02.16
Oslo
Japan
04.02.16
Takanashi, Sara (JPN) Oslo