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W杯女子リュブノ大会第1戦 高梨沙羅が優勝

作成: 14.02.2015 16:37 / sk

2月14日(土)に行われたワールドカップ女子リュブノ大会(スロベニア)第1戦で高梨沙羅が優勝し、総合優勝タイトル保持のチャンスも高まってきた。
今季最終戦まで3試合となった今日、高梨は88.0mと90.0mで合計248.5ポイントをマークし、引き続き総合首位のダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)を2位、サラ・ヘンドリクソン(米)を3位に抑えた。

高梨はこの勝利のおかげで、現在総合成績首位についているイラシュコ=シュトルツに89点差にまで追い上げた。
試合後のインタビューで高梨は、「優勝できたのが信じられない。2本目でこれほど飛距離を伸ばせるとは思っていなかった。このジャンプ台は本当にとても変わっていて、日本にこれと比べられるような台はない。サッツのタイミングをつかむのがとても難しい。」と語った。


「難しいジャンプ台」
イラシュコ=シュトルツは89.0mと88.0m、計245.4ポイントで2位になったが、それでも今冬最後の2戦を前にしてほぼ完璧なポジションについている。
イラシュコ=シュトルツは、「私にとってとても難しい試合になった。ここで上手く飛ぶのは簡単じゃない。それでも上手くいったと思う。明日もう一度トライできるのが楽しみ。テイクオフのタイミングがここでは遅れがちになっている。インランでは自由落下みたいでサッツの前には凄く大きな圧力がかかる。とても安定した姿勢が必要。どうやった良いのか今はもう分かった。今週末は今のところ上手くいっているし、明日も楽しみにしている。」と話した。


ヘンドリクソン、再び表彰台へ
サラ・ヘンドリクソンは86.0mと87.0m、計237.1ポイントで3位になり、十字靭帯断裂を負って以来、2年ぶりのワールドカップ(W杯)表彰台を果たしたことになる。
ヘンドリクソンは、「この表彰台は、スポンサーやメディアにとってではなくて、自分にとって、とても大きな意味を持つ業績となった。私にとって大事だったのは、プレッシャーも無くいつも通りに飛ぶということ。表彰台までは大きなステップだったからとても嬉しい。自分のジャンプはどんどん良くなっているけれど、まだまだ改善しなくてはいけない点もある。これからも努力していく甲斐があるということが分かって良かった。トレーニングではとても上手くいくこともあったから、身体的には可能だということは分かっていた。どちらかと言えばメンタルな面で努力が必要だった。今日の好成績がとても大きな自信を与えてくれた。」と喜びを伝えた。

昨日予選でトップだったマーレン・ルンドビー(ノルウェー)は、2本とも85.0mで表彰台に2.3点届かず、4位だった。5位はエヴァ・ピンケルニッヒ(オーストリア)で、85.5mと89.0m、計233.7ポイント獲得となり、初W杯表彰台は再びおあずけとなった。


スロベニア勢、最上位には食い込めず
ホスト国、スロベニアは、マヤ・ヴティチ(232.9ポイント)が6位、スペラ・ロゲリ(232.0ポイント)が7位、カティア・ポズン(225.6ポイント)が9位で、好調なチーム成績となったものの、地元のファンを前に優勝争いにまでは食い込んでいくことができなかった。
8位は226.8ポイントだった日本の伊藤有希、リネ・ヤール(ノルウェー)は224.9ポイントで10位に入った。
11位のキヤラ・ホルツル(オーストリア)、12位のニタ・イングルンド(米)に続き、ユリアーネ・サイファート(独)が13位、ジャックリーン・ザイフリーツベルガー(オーストリア)が14位、イリーナ・アヴァクモヴァがトップ15をしめた。

女子ジャンプの世界選手権をちょうど一週間後に控えて、フランスのジュリア・クレア、レア・ルマーレ、コリーヌ・マテルも18位、23位、29位に付き、もう一度多少なりとも自信をつけた。

W杯女子リュブノ大会第2戦は、2015年2月15日(日)14:00(日本時間22:00)より行われる予定だ。

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
90.0m
Takanashi, Sara (JPN)
最短ジャンプ
72.0m
Javorsek, Anja (SLO)
平均飛距離
81.4m
K点越えジャンプ
25.4%
ネーション数
10
トップ10のネーション数
5
トップ30のベストネーション
5
Slowenien
Japan
Takanashi, Sara
08.02.15
Rasnov
Japan
08.02.15
Takanashi, Sara (JPN) Rasnov