01 | Deutschland | 978.8 | ||
02 | Norwegen | 975.2 | ||
03 | Österreich | 959.3 | ||
04 | Japan | 938.0 | ||
05 | Slowenien | 836.2 | ||
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2月8日(日)、ワールドカップ女子ルシュノフ大会(ルーマニア)第2戦で高梨沙羅が優勝した。難しい気候条件の中、ファイナルラウンドは中止となり、高梨は95.0m、121.4ポイントのジャンプ一本で、ニタ・イングルンド(米)を2位、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ(オーストリア)を3位に抑え優勝を決めた。
高梨にとって7試合ぶりの優勝となった。試合後のインタビューで高梨は、「今日この結果が出せて本当に嬉しい。でも、続く試合でもっと高いレベルで飛んで、総合成績でも良い結果が出せるように自分のジャンプを更に改善していきたい。」と話した。
イングルンド、初表彰台
ノーマークだったニタ・イングルンド(米)は94.0mで118.3ポイント獲得と健闘し、初めてのワールドカップ(W杯)表彰台を果たした。イングルンドは、「今日の結果に感激している。2ラウンド目もできると良いと願っていたけれど、(風待ちで)長く待たなくてはだと、上で集中を保つのは難しかった。これからくる全てのことが楽しみ。私のジャンプはどんどん良くなっている。何回か良いジャンプができた事はあったけれど、だいたいどちらかの回で失敗していた。昨日はいくつか問題があったから、今日はもっと良くなって嬉しい。トップ10に入ることができて、予選を通過できるかの心配をしなくてもいいのは素晴らしい。」と喜びを語った。
ダニエラ・イラシュコ=シュトルツは、91.5mで2位に1.4点差となり、今シーズン10試合中8回目の表彰台達成を喜んだ。
イラシュコ=シュトルツは、「多分これが私の今週のベストジャンプだったと思う。風の条件が良くなくて5~6mは損してしまったと思う。最終的に接戦だったし3位は悪くないと思う。」と話した。
好調のヤールとサイファート
リーネ・ヤール(ノルウェー)は94.5m、115.6ポイントで、僅差の4位になり、3年以来のW杯自己ベスト成績を収めた。
前日(2/7)の試合で初めてトップ10入りを果たしたユリアーネ・サイファート(独)は93.0m、112.1ポイントで5位に入り、自己最高成績を更新した。
そのわずか0.1ポイント差でエヴァ・ピンケルニッヒ(オーストリア)が大健闘の6位、伊藤有希は111.8ポイントで7位だった。マーレン・ルンドビー(ノルウェー)は110.7ポイントで8位、アメリカのタラ・ジェラフティー=モーツが110.1ポイントで9位になり、W杯自己最高成績となった。スペラ・ロゲリ(スロベニア)はその0.5ポイント差で10位に入った。
イリーナ・アヴァクモヴァは土曜の第1戦で26位と伸びなかったが、今回は11位で少し調子を戻した。
フォクトはいまいち
カリーナ・フォクト(独)は、今週末のこの大会の結果に満足いかなかっただろう。ソチ五輪金メダリストのフォクトだが、前日の第1戦での8位に続き、今日も12位でトップ争いからは外れた。
13位のマヤ・ヴティッチ(スロベニア)に続き、サラ・ヘンドリクソン(米)とウルリケ・グレッスラー(独)が同点で14位に入った。ユリア・キッカネン(フィンランド)は16位で再びポイント加算となり、フランスの3人、ジュリア・クレア、レア・ルマーレ、コリーヌ・マテルはそれぞれ20位、24位、25位についた。
それに対し、再びポイント計上を逃したのは、ルーマニアのダニエラ・ハラランビーで34位だった。
W杯女子個人総合ランキングでは、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツが782ポイントで、少し差を縮められたものの、まだ余裕で首位に立っている。2位の高梨沙羅は673ポイントとなっている。
3試合を残す所となった今、その2人以外に463ポイントのカリーナ・フォクトにも、論理上は総合優秀のチャンスが残されている。
来週末(2/14~15)には、女子ジャンプにとって世界選手権のリハーサルともなるスロベニア、リュブノ大会へと続く。
スウェーデン、ファールンで行われる世界チャンピオンのタイトルマッチ後には、今シーズンの最終試合であるオスロー大会ラージヒル戦で締めくくられることになる。