01 | Tschofenig, D. | 274.8 | ||
02 | Hoerl, J. | 269.7 | ||
03 | Kraft, S. | 268.0 | ||
04 | Forfang, J. | 264.9 | ||
05 | Deschwanden, G. | 264.4 | ||
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3月26日(金)、スキーフライング・ワールドカップ男子プラニツァ大会(スロベニア)で個人戦が行われたが、難しい風のせいで長い中断を強いられて、1ラウンドのみの試合となった。しかし試合はものすごくスリリングな展開となり、最終的に勝つべくして勝ったのはドイツのカール・ガイガーだった。今季のスキーフライング世界選手権王者のガイガーは、日本の小林陵侑を2位に、スロベニアのボア・パヴロフチッチを3位に抑えた。
ガイガーは232m(237.3ポイント)で鮮やかな勝利を決め、ワールドカップ(W杯)通算8勝目を祝った。前日1位だった小林陵侑は231m(227.7ポイント)で2位、開催国スロベニアのボア・パヴロフチッチが3位となった。
難しい風が吹いており、まず審判団は予選をキャンセルした。その後30分遅れで67人全員参加のファーストラウンドが開始された。更に審判団は1回目の途中で、ファイナルラウンドを行うには(遅くなり)明かりが足りなくなるため1回だけで終了する決定を下した。
そして競技では、オーバーストドルフ出身のガイガーが靴に大きな問題があったにも関わらず、スキーフライングでどれだけの技量があるかをまたも見せつけた。
「スタート準備の時に靴の上部のプラスチック留具が壊れてしまった。これがないと、必要な安定性が得られない。だからマテリアルの検査官が、車の鍵の金属の輪っかを使って応急処置をしてくれた。それでうまくいった」と、インタビューに答えた。
ガイガーは冷静さを保ち、問題を解決した上で勝負に勝った。その上、「プラニツァ7」の総合成績でも首位に浮上した。本来なら7本のスキーフライングの合計点で決まる「プラニツァ7」だが、今日の予選と2回目がキャンセルとなったため、5本だけできまることになりそうだ。
「今日は本当に難しかった。でも僕のジャンプはものすごくうまくいった。本当に首尾よくできた」と、ガイガーは勝利を喜んだ。
4位はスロベニアのドーメン・プレウツ、5位はノルウェーのロバート・ヨハンソンだった。
日本からは2位の小林陵侑の他に、佐藤幸椰が6位、中村直幹が17位、小林潤志郎が30位に入り、佐藤慧一は31位、岩佐勇研は52位となった。
ドイツのマルクス・アイゼンビッヒラーは8位、オーストリアのトップだったダニエル・フーバーは9位だった。
ポーランドのピオトル・ジーワとヤクブ・ヴォルニーは7位と10位だった。
今シーズンのW杯総合優勝が既に決まっているハルヴォア=エグナー・グラネルード(ノルウェー)は、今日は18位につけた。
スキーフライング・ワールドカップ総合では、小林陵侑が180ポイントで首位、2位にカール・ガイガーが続いている。この勝負は日曜の最終戦ではっきるすることになる。
プラニツァ大会では明日、3月27日(土)10:00(日本時間18:00)から団体戦が開催される予定となっている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。