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グラネルードがプロローグ1位で今週末の大会スタート

作成: 08.01.2021 18:20 / sk

今週末のワールドカップ男子ティティゼー=ノイシュタット大会(ドイツ)は、1月8日(金)に行われたプロローグでハルヴォア=エグナー・グラネルード(ノルウェー)が1位になって始まった。ワールドカップ総合首位のグラネルードは140mのジャンプで、ポーランドのダヴィド・クバツキー(139m)とノルウェーのマリウス・リンドヴィク(141m)を2位・3位に抑えた。

ドイツ黒い森地方でのスキージャンプ・ワールドカップ初日の今日、たくさんのビッグジャンプが出た。公式トレーニングで早くもポーランドの二人アンジェイ・ステカラが146m、ヤクブ・ヴォルニが143mまで伸ばしていた。
天候条件も良く、素晴らしく整備されたホーホフィルシュト・ジャンプ台では、それだけの飛距離が出ても選手が危険にさらされることはない。
プロローグでは、最高のスキージャンプ写真が撮れた。

 

プロローグで最長ジャンプを収めたのはオーストリアのダニエル・フーバーで、142.5mのジャンプで4位につけ、今週末の表彰台入りに意欲を見せた。

 

申し込み人数がちょうど50人だったため、予定されていた予選の必要がなくなり、競技委員会はプロローグを開催することに変更した。
そうすることによって競技ステータスは確保され、勝者は賞金の3,000スイスフランを手にすることができた。
各国内・各国間の入国制限のため、いくつかの国にとっては未だに大会開催地に遠征すること、もしくはワールドカップに参戦すること自体が大きな問題となっている。

 

しかし今日のプロローグで参加者が少ないことは競技の質としては問題なかった。
1月6日(水)に終わったばかりのジャンプ週間では、ポーランドチームから総合上位6位までに4人が入るという離れ業を果たしていたが、今日も再び強いパフォーマンスを見せた。カミル・ストッフやダヴィド・クバツキーを擁するポーランドチームは、今日もトップ9に4人が入り、現在の好調さを再度裏付けた。

 

ドイツ勢のトップだったのはピウス・パシュケで8位だった。
日本チームのトップだった小林陵侑は、ドイツのマルクス・アイゼンビッヒラーと同点で14位だった。

 

アイゼンビッヒラーは、「ジャンプ台は本当に良く整備されていて、ここで飛ぶのは最高。それでも僕の今日のジャンプはとにかくタイミングが早すぎて良くなかった。でも気分は良いし、明日はもっとタイミングを合わせたジャンプができれば結果はついてくるはず」と、今日のジャンプの後で話した。

 

日本チームからは他に、佐藤幸椰と中村直幹が同点で23位、小林潤志郎が31位、佐藤慧一が35位に入った。


ティティゼー=ノイシュタット大会の第1戦は、1月9日(土)16:00(日本時間 翌0:00)から開催される予定だ。

 

*当サイトの「LIVEリザルト」で全てのジャンプを逐一追うことができます!

 

リザルト

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。

 

統計

最長不倒
144.0m
Stoch, Kamil (POL)
Forfang, Johann Andre (NOR)
最短ジャンプ
90.0m
Contamine, Mathis (FRA)
平均飛距離
126.1m
K点越えジャンプ
65.0%
ネーション数
15
トップ10のネーション数
5
トップ30のベストネーション
6
Deutschland
Polen
Stoch, Kamil
06.01.21
Bischofshofen
Polen
06.01.21
Stoch, Kamil (POL) Bischofshofen