01 | Deutschland | 1097.4 | ||
02 | Norwegen | 1075.1 | ||
03 | Österreich | 1065.9 | ||
04 | Slowenien | 1034.8 | ||
05 | Japan | 875.1 | ||
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FIS(国際スキー連盟)グランプリ男子ヴィスワ大会(ポーランド)で、前日の第1戦では上位4位を独占した強豪ポーランドチームだったが、8月23日(日)に開催された第2戦でも一人勝ちだった。最終的にアダム・マリッシュ・ジャンプ競技場で表彰台に立ったのは、前日と同じダヴィド・クバツキー、カミル・ストッフ、ピオトル・ジーワの3人だった。
日曜の夕方に始まった試合で、ダヴィド・クバツキーは131.5mと127mのジャンプで合計275.9ポイントを獲得して堂々の2連勝を飾った。
勝者クバツキーは、「今週末の大会はとても満足いくものだった。でも最後まで勝てるかは分からなった。可能だとは思ったけれど、試合の間ずっと確実ではなくて最後まで気が抜けなかった」と話し、ジャンプ台に観客が集まれたのも嬉しかったようで、「僕達にはファンが与えてくれるアドレナリンが必要。ここに来てくれたファンの人たちに感謝したい。僕らは彼らにとっても良いショウを提供できたと良いのだけど」と語った。
ストッフとジーワも世界選手権王者のクバツキーには敵わなかったものの、今日も強いパフォーマンスを見せた。
カミル・ストッフは125.5mと128m(計265.6ポイント)のジャンプで前日同様2位に入った。ピオトル・ジーワは、125mと129mの飛距離で263.6ポイントを獲得して、ストッフにちょうど2点差で3位となった。
ストッフは、「今日は少しエネルギー不足だった感じがした。でもこれだけの準備をしたのだから、それも当然だと思う。今日のジャンプのレベルと、2位という成績にとても満足している。それでも、冬までまだ改善する時間が少しあって良かったと思う。僕達はもっと良くなると思う」と、更なる意欲を見せた。
ジーワは、「昨日に続いて今日も良いジャンプができた。1本目ではサッツが少し遅れてしまったけど、2本目は本当にうまくいった。こんなに素晴らしい週末になるとは思っていなかった。僕のジャンプはかなり良かった。安定して良いレベルだった」と、話した。
トップ選手の他にも、ポーランドの若手トマシュ・ピルヒも納得の出来をみせた。19歳のピルヒは、前日の第1戦では驚きの健闘で4位に入ったが、今日も7位で優秀な成績を収めた。
スロベニアのティミ・ザイツは、土曜の第1戦では33位と残念な結果だったが、今日は実力のほどを見せた。1本目では今日の最長不倒となった133.5mのジャンプを決めて、クバツキーに続く2位につけていた。最終的には3位には1.6点足らず4位となった。
スイスチームは昨日に引き続き好成績を収めた。第1戦ではシモン・アマンとグレゴア・デシュヴァンデンがトップテンに入ったが、今日はキリアン・パイアーが5位でスイス勢のトップだった。グレゴア・デシュヴァンデンは9位で、今日も好調だった。
オーストリア勢にとっては、日曜に開催された第2戦は1戦目よりも良い展開となった。新しくヘッドコーチに就任したアンドレアス・ヴィンドホルツル率いるオーストリアチームのトップは今日もフィリップ・アッシェンヴァルトで、6位だった。ダニエル・フーバーとダヴィット・ハーゲンも8位と10位に入り、優秀な団体成績となった。
ドイツチームのトップは15位のマーティン・ハマンで、モーリッツ・ベアが26位、ダヴィット・シーゲルは29位だった。
今週末のヴィスワ大会は、2020年夏のFISグランプリ唯一の大会だったため、公式のグランプリ総合優勝者の座は設けられていない。それでも全ての関係者にとって、ポーランドへの旅は意味のあるものになった。
新しくFISレースディレクターに就任したサンドロ・ペルティエも、日曜の晩に満足な様子を見せて、「この週末を楽しむことができ、素晴らしい経験ができた。この職務を難しい時期にスタートさせなくてはならなかったけれど、同僚から素晴らしいサポートを受けている。またジャンプ台に集まることができたことを皆がとても喜んでいる。ここで試合を開催することができて我々全員がとても嬉しく思っているし、冬のシーズンが良いものになることを楽しみにしている。私達は大会運営の全ての点で非常に専門的に準備している。私達が立てたプランは正しかったと思うし、冬季に向けての良い準備になった」と話した。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス7時間です。