現チャンピオンのシュトッホが最初のトレーニングで好調
スウェーデンのファールンで開催中のノルディックスキー世界選手権で、2/22(日)の男女混合団体戦をもってスキージャンプ・ノーマルヒル戦は終わり、今度は隣のラージヒルへと移行する。既に2/23(月)には最初の公式トレーニングが行われた。
3ラウンド中、今日の最初のジャンプで、現世界チャンピオンのカミル・シュトッホ(ポーランド)が128mと最高成績を見せ、同僚のピオトル・ジーラ(130m)とスロベニアのペーター・プレウツがそれに続いた。プレウツは今回の世界選手権ノーマルヒル戦では苦戦したが、今日は127mを出した。同じく好調だったのは、グレゴア・デシュヴァンデン(スイス、128m)とマヌエル・ポッピンガー(オーストリア、130m)だった。
ポッピンガーは今大会のラージヒル戦からの参戦で、今日の2本目では最長飛距離の133mを出した。その次には二人のノルウェー選手、アンダース・バルダルとアンダース・ファンネメルが129.5mと129mで同点2位となった。ペーター・プレウツは2本目も127.5mで4位に入り上位についた。
最終ラウンドもカミル・シュトッホが1本目同様に好調で、130.5mでトップだった。世界ジュニアチャンピオンとなったヨハン=アンドレ・フォアファング(ノルウェー)も126.5mで強さを見せた。3本目の3~5位はペーター・プレウツ(129m)、ユーリ・テペシュ(125.5m)、マチアス・プンゲルタル(123.5m)のスロベニア勢3人が占めた。
ノーマルヒル新世界チャンピオンのルネ・ヴェルタ(ノルウェー)や、葛西紀明、竹内択、セヴェリン・フロインド(独)、リヒャルト・フライターク(独)、シュテファン・クラフト(オーストリア)など、多数の選手が最初のトレーニングを見合わせた。
ニック・アレクサンダー負傷
アメリカのニック・アレクサンダー(26歳)は、2/22(日)の男女混合団大戦2本目の着地の際に転倒し左膝に負傷した。そのため、今回の世界選手権はこれで切り上げ、詳細な検査を受けるため自国に帰ることになった。アレクサンダーの代わりに、マイケル・グラスダーがラージヒル戦に参加するチャンスを与えられた。