男子リレハンメル第2戦 小林陵侑が勝利

作成: 23.11.2025 20:30 / hn

11月23日(日)、ワールドカップ・リレハンメル大会(ノルウェー)で男子個人第2戦が開催され、日本の小林陵侑が優勝した。


ハイレベルな今日の試合で小林は、スロベニアのドーメン・プレウツを2位に、ドイツのフェリックス・ホフマンを3位に抑えて優勝した。

更に小林は、今日の勝利でワールドカップ総合成績トップに浮上した。

小林陵侑は試合後のインタビューで、「今日の試合でやっと本格的に冬シーズンをスタートできた感じ。ジャンプはうまくいったし、今日優勝できてとても嬉しい」と喜びを伝え、「(次の大会が開催される)ファールンではまだ飛んだことがないから、火曜と水曜(11月25日・26日)のスウェーデン戦がすごく楽しみ」と、早くも週明けに開催されるファールン大会を見据えて意欲を見せた。


今日の勝利で小林は、ワールドカップ(W杯)総合首位の黄色いゼッケンをチョフェーニック(オーストリア)から引き継いだ

現時点で小林は145ポイントで首位、ダニエル・チョフェーニック(今日の7位)は136ポイントで2位となった。

 

今週末のリレハンメル大会、全5試合中、日本チームは4試合で勝利を収めた。まずは11月21日(金)に開催された今シーズン開幕戦、男女混合団体戦で勝利、そして22日(土)・23日(日)の女子個人戦で丸山希が2連勝を飾り、最後に男子個人戦で小林陵侑が今シーズン初勝利を遂げた。

29歳の小林陵侑にとって、W杯通算36勝目となった。


スキーフライングの世界記録保持者でもあるドーメン・プレウツ(スロベニア)は、今日の試合で小林に3.2点差まで迫り、2位となった。


ドイツのフェリックス・ホフマン(28歳)は、予想以上の健闘を見せて3位入賞を果たした。

ホフマンは、「今日はすごく良いジャンプを2本揃えることができて、とても嬉しい。そのご褒美に表彰台に立つことができた」と、喜んだ。

 

かなりの接戦となった今日の試合でフィリップ・ライムンド(ドイツ)が4位、5位はオーストリアのシュテファン・クラフト、6位はスロベニアのアンツェ・ラニセク、昨日優勝したダニエル・チョフェーニック(オーストリア)は7位となった。

同じくオーストリアのヤン・ホアルシュテファン・エンバッハーが8位・9位に続き、日本の二階堂蓮が10位で今日のトップテンを締めくくった。


ポーランド勢のトップ、カミル・ストッフは12位、エストニアのアルティ・アイグロは健闘の14位だった。



ジャンパー達は、早くも24日(月)の朝にスウェーデンのファールンへと移動することになっている。

2027年にノルディックスキー世界選手権が予定されているファールンで、25日(火)と26日(水)にそれぞれ個人戦が1試合ずつ開催される。

 

 

スキージャンプW杯リレハンメル男子個人第2戦:リザルト(2025年11月23日)

順位 ビブ 名前 飛距離 1 飛距離 2 合計
1. 65 小林陵侑 138.0 139.5 290.5
2. 66 Prevc, Domen 140.0 139.0 287.3
3. 60 Hoffmann, Felix 139.0 138.0 286.2
4. 64 Raimund, Philipp 134.5 137.5 285.4
5. 67 Kraft, Stefan 135.5 135.0 282.7
6. 63 Lanisek, Anze 138.5 135.0 280.2
7. 69 Tschofenig, Daniel 129.5 137.5 271.4
8. 68 Hoerl, Jan 136.5 129.0 268.0
9. 59 Embacher, Stephan 139.0 130.0 262.7
10. 50 二階堂蓮 131.0 131.5 256.7
11. 43 中村直幹 133.0 130.5 256.1
12. 57 Stoch, Kamil 138.5 123.5 253.1
13. 62 Zajc, Timi 134.5 123.0 245.9
14. 56 Aigro, Artti 132.5 127.0 245.1
15. 61 Fettner, Manuel 131.0 127.5 244.0
16. 45 Foubert, Valentin 130.5 126.0 243.1
17. 54 Lindvik, Marius 134.0 125.0 243.0
18. 47 Ortner, Maximilian 128.0 131.0 242.9
19. 5 Sundal, Kristoffer Eriksen 130.0 127.5 241.4
20. 48 Kubacki, Dawid 128.0 129.0 238.8
21. 46 Aalto, Antti 127.5 125.5 235.1
22. 52 Tomasiak, Kacper 130.5 123.5 234.8
23. 38 Geiger, Karl 127.0 126.5 234.2
24. 58 Zografski, Vladimir 130.0 125.5 233.7
25. 55 Deschwanden, Gregor 126.5 129.5 233.6
26. 49 Colby, Jason 130.0 121.0 232.4
27. 14 Paschke, Pius 128.0 122.5 229.7
28. 53 小林朔太郎 129.0 124.5 227.8
29. 20 Kesseli, Juri 126.0 123.0 223.6
30. 32 内藤智文 125.0 124.0 223.2
31. 33 Bickner, Kevin 126.5   113.6
32. 18 Hauswirth, Sandro 124.0   111.9
32. 3 Boyd-Clowes, Mackenzie 126.5   111.9
34. 44 Granerud, Halvor Egner 124.0   111.4
35. 51 Zyla, Piotr 124.5   111.2
36. 42 Wasek, Pawel 125.5   111.1
37. 27 Frantz, Tate 123.0   110.6
38. 2 Chervet, Jules 125.0   109.8
39. 37 Ammann, Simon 124.5   109.6
40. 8 Wellinger, Andreas 123.5   109.5
41. 10 佐藤幸椰 123.0   106.9
42. 1 Insam, Alex 122.5   105.2
43. 22 Koudelka, Roman 120.0   104.7
44. 16 Bresadola, Giovanni 121.5   103.1
45. 12 Oblak, Rok 118.5   100.0
46. 35 Mizernykh, Ilya 116.0   96.7
47. 31 Palosaari, Vilho 117.0   96.6
48. 11 Urlaub, Andrew 118.5   96.1
49. 28 Vassilyev, Danil 117.0   95.7
50. 21 Zniszczol, Aleksander 114.5   91.8



 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。