冬季五輪 トレーニング初日
スキージャンパー達にとっての2022年冬季オリンピック北京大会は、開会式より早い2月3日(木)、張家口ノーマルヒルでの公式トレーニングで始まった。
男子の1本目では、ベテランのマヌエル・フェットナー(オーストリア)が101mのジャンプで最高点をマークし、その後にカミル・ストッフ(ポーランド、102.5m)、ツェネ・プレウツ(スロベニア、99.5m)、シュテファン・クラフト(オーストリア、102.0m)が続いた。
ヒルサイズ106mの張家口ノーマルヒルでの2本目は、ハルヴォル=エグナー・グランルード(ノルウェー)が103.5mまで伸ばして最高点となった。ダニエル・フーバー(オーストリア)は、今日の最長不倒106mのジャンプを収めて2位につけた。3位にはロバート・ヨハンソン(ノルウェー、101m)、4位にはシュテファン・クラフト(98.5m)が続いた。
その後、3本目では意外にもロシアのイェフゲニー・クリモフが101.5mでベストジャンプを決め、ハルヴォル=エグナー・グランルードは104.5mの好ジャンプで再度強さを裏付けた。スロベニアの二人、ペーター・プレウツ(102m)とロヴロ・コス(101m)も上位に続いた。
女子の1本目では、高梨沙羅が104mの最長ジャンプを決めた。スロベニアチームからは、ウルサ・ボガタイが102m、ニカ・クリツナーが99m、エマ・クリネッチが96mで、それぞれ2位、4位、5位に入り、強い団体成績となった。ドイツのカタリーナ・アルトハウスは98.5mで3位につけた。
2本目はスロベニア勢が圧倒的な強さを見せ、ニカ・クリツナー(103m)とウルサ・ボガタイ(99m)が高梨沙羅(100m)を抑えて1・2位に続いた。スペラ・ロゲリは105mまで伸ばし、女子初日の最長ジャンプを収めた。
最後の1本では、再び高梨沙羅が102mのジャンプで1位となり、2位のニカ・クリツナー(96.5m)と3位の伊藤有希(97.5m)に続いて、スウェーデンのフリーダ・ヴェストマン(98m)が予想外の好調さで4位につけた。
新しく作られたオリンピック・ジャンプ台での次のトレーニングは、2月4日(金)4:00(女子、日本時間12:00)と7:00(男子、日本時間15:00)から行われる予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。