ジャンプ日和 - 世界選手権 男子最初のトレーニング
ノルディックスキー世界選手権オーバーストドルフ大会(ドイツ)で、スキージャンプ男子の最初の公式トレーニングが2月24日(水)に行われ、ドイツのマルクス・アイゼンビッヒラーが理想的なスタートを切った。
バイエルン出身で世界選手権3冠のアイゼンビッヒラーは、2回とも最長の104.5mと101.5mのジャンプを収めて完璧な初日となり、ドイツチームのメダルへの期待が急上昇した。アイゼンビッヒラーの他に、ヨハンソンとリンドヴィクのノルウェー勢、そしてスロベニアのアンツェ・ラニセクも好ジャンプを収めた。
アイゼンビッヒラー、いきなり優勝候補に
最初の公式練習を終えてアイゼンビッヒラーは、「今日はコーチと話していた通りのジャンプをした。ここ数日でずっとよくなっている。はたからはそう見えなかったかも知れないけど、先週末のルーマニア・ルシュノフ大会でもずいぶん良くなっていた。気分は良いし、ここオーバーストドルフのジャンプがものすごく好き。僕のホームのジャンプ台だから、ここではかなりの経験を重ねてきた」と話した。
快晴で17度と春のような陽気の中で、ヒルサイズ106mのオーバーストドルフのノーマルヒルで開催された最初のトレーニングは小手調べというよりは最初のテストという感じだった。
ワールドカップ総合首位のハルヴォア=エグナー・グラネルード(ノルウェー)は、いつものように安定したジャンプで78人の参加者の中でも上位につけた。同じくマリウス・リンドヴィク(ノルウェー)とスロベニアの二人ボア・パヴロフチッチとアンツェ・ラニセクも引き続き優勝候補に数えられている。
オリンピック金メダル4冠のシモン・アマン(スイス)も強いジャンプを収めた。
ポーランドのカミル・ストッフとタイトル保持者のダヴィド・クバツキーも納得の出来を見せた。
明日、2月25日(木)には更なる公式練習のジャンプが3本(開始19:00、日本時間 翌3:00)予定されている。
そして26日(金)20:30(日本時間 翌4:30)からは、ヒルサイズ106mのノーマルヒル戦の予選が開催されることになっている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。