W杯オスロ大会 地元ノルウェーのヨハンソンが予選1位
3月8日(金)、2019年「RAW AIR」ノルウェーツアーの開幕となるワールドカップ男子オスロ戦の予選がホルメンコーレンジャンプ競技場で行われ、開催国ノルウェーのロバート・ヨハンソンが1位になった。2位はポーランドのカミル・シュトッホ、3位はスロベニアのティミ・ザイツだった。合計16本のジャンプからなるRAW AIR総合成績で、ヨハンソンは首位でスタートを切った。
ヒルサイズ134mのオスロ・ホルメンコーレンジャンプ台で、ヨハンソンは132m(140.6ポイント)のジャンプを決めた。昨年総合優勝を飾ったカミル・シュトッホ(130m、136.1ポイント)はヨハンソンに4.5点差だった。3位のティミ・ザイツは129.5m、135.1ポイントだった。
オーストリアのシュテファン・クラフトが4位、日本の佐藤幸椰と小林陵侑が5位・6位に並び、首位のヨハンソンにわずか10点差で更なる3人が続いた。まだ15本のジャンプが残されていることを思えば、この10点リードは多くを意味しないが、ヨハンソンがRAW AIRを良い見通しをもってスタートさせたことは間違いない。
7位から10位に並んだミヒャエル・ハイボック(オーストリア)、マルクス・アイゼンビッヒラー(ドイツ)、ヤコブ・ヴォルニ(ポーランド)、シュテファン・ライエ(ドイツ)にとっても首位との差は10点を僅かに超えるほどで、10万ユーロの賞金を巡る闘いは接戦となりそうだ。
74人という記録的な参戦者の多さのため、24人の選手は今日の予選で早くも第3回RAW AIRでの上位入賞を諦めなくてはならなかった。
ディミトリ・ヴァシリエフ(露)、アンダース・ファンネメル(ノルウェー)、ピウス・パシュケ(独)、アンツェ・セメニッチ(スロベニア)、ケヴィン・ビックナー(米)、ハルヴォア=エグナー・グラネルド(ノルウェー)などが、3月10日(日)の個人戦への出場権を得られなかった。
3月9日(土)にはまず団体戦がホルメンコーレンで14:30(日本時間22:30)から開催される。団体戦での得点もそれぞれRAW AIR総合得点に加算される。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。