W杯女子開幕 風雪で厳しいスタートに

作成: 30.11.2018 08:50 / sk

ワールドカップ女子スキージャンプの今季開幕の場となるリレハンメル(ノルウェー)で、11月29日(木)にシーズン初の公式トレーニングと予選(ノーマルヒル、HS98)が行なわれたが、雪と風の影響で厳しいスタートとなった。

度重なる遅延と中断はあったものの、22:51には予選も成功裏に終わった。

この冬最初の予選1位をダントツで飾ったのは、日本の高梨沙羅だった。

高梨は2位のソフィア・チコノヴァ(ロシア)に15点以上もの差をつけた。3位は長いスランプから抜けて復調を見せたオーストリアのエヴァ・ピンケルニッヒだった。

特に精神力の強さを見せたのは、オーストリアのダニエラ・イラシュコ=シュトルツだった。2014/2015シーズンのW杯総合覇者であるイラシュコは26日(月)のトレーニングで大転倒し、公式トレーニングの直前に参戦の許可がでたばかりだった。それでも予選で4位と上位につけた。

優勝候補で、地元ノルウェーの期待が高まるマーレン・ルンビュは6位、ドイツ勢トップだったカタリーナ・アルトハウスは10位だった。
最高記録となる17カ国からの女子スキージャンパーが予選に参加した。
合計8人(!)もの選手が、ジャンプスーツが規格外で失格となった。

 

今週末のリレハンメル大会では全3試合が予定されている。

第1戦は11月30日(金)17:30(日本時間 翌1:30)から開催される。

リザルト:予選

 

※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。