W杯女子リュブノ大会 地元のスペラ・ロゲリが予選トップ
2月12日(金)に行われたワールドカップ女子リュブノ大会(スロベニア)の予選でスペラ・ロゲリ(スロベニア)がトップだった。
開催国スロベニアのロゲリは89.0mの飛距離で121.0ポイントを獲得し、エーレナ・ルンガルディア(伊)とアンナ・ループレヒト(独)に差をつけて予選1位となった。
ルンガルディアは84.0mと110.1点で2位、ループレヒトは83.5m、1.6点差で3位に続いた。
接戦の上位
その後も僅差でひしめき、4位と10位の間はわずか1.5点差しかなかった。
フランスのジュリア・クレアが82.5m、107.7点でわずか0.1点差の4位、ユリアーネ・サイファート(独)が同距離で5位についた。
更に0.1点差でコリーヌ・マテル(仏)が107.5ポイントで6位、7位は107.2ポイントのクラウディア・プルカー(オーストリア)だった。
8位は、83.0mの同距離、106.5ポイントの同点で、スロベニアのウルサ・ボガタイとアメリカのニタ・イングルンドが入った。
トップ10入りのヘンリッチ
カナダのテイラー・ヘンリッチが106.2ポイントで10位だった。
予想以上の健闘で11位に入ったのは、ワールドカップ(W杯)デビューを果たしたスロベニアのニカ・クリツナー(15歳)で、冬季五輪金のカリーナ・フォクト(独)を12位に抑えた。
13位で日本勢トップの勢藤優花に続き、カティア・ポズンが14位で、スロベニア人選手として4人目のトップ15入りを果たした。タラ・グラフティー=モーツ(米)は15位で本戦出場を決めた。
今回の予選でオーストリアのトップだったのはエリザベス・ラウダッシュルで18位、19位のアレクサンドラ・クストヴァはロシア勢のトップだった。
ノルウェーのリーネ・ヤールはドイツのパウリーネ・ヘスラーと同点で20位、スイスのサブリーナ・ヴィンドミュラーは24位で予選を通過し、フィンランドのユリア・キッカネンは26位だった。
13日(土)の試合で最初のW杯参戦を飾ることになったのは30位になったカナダのエレオラ・ハミング
だ。
高梨が最長ジャンプ
予選免除の選手の中で、またも際立ったジャンプを見せたのは高梨沙羅で、今日の最長飛距離である89.5mを決めた。キヤラ・ホルツル(オーストリア)は89.0mのジャンプで表彰台への意欲を見せた。同じく予選免除のオーストリア人選手、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ、ジャックリーン・ザイフリーツベルガー、エヴァ・ピンケルニッヒの3人は87.0mを飛んだ。
W杯女子リュブノ大会第1戦は、2月13日(土)14:00(日本時間22:00)から開催される予定だ。
※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。