W杯男子ルカ第1戦 パシュケがホアルとクラフト抑え優勝
11月30日(土)、ワールドカップ男子ルカ大会(フィンランド)で第1戦が開催され、ドイツのピウス・パシュケが優勝した。
かなりの悪天候の中で行われた今日の試合でパシュケは、ヤン・ホアルとシュテファン・クラフトのオーストリア勢を抑えて堂々の勝利を収めた。
11月30日(土)のルカ戦はかなり難易度の高い試合となった。
国際スキー連盟(FIS)レースディレクター、サンドロ・ペルティエは、「過去5年で一番難しい試合だった」と試合後に語った。
畏怖されているルカトゥントゥリ・ジャンプ台は今日、特にファーストラウンドで極めて難しい風が吹き、その上厳しい寒さで選手たちを苦しめた。
しかし、先週リレハンメルでの開幕戦でトップ成績を収めた選手は難しい天候条件もなんのその、今日も好成績を収めた。
とりわけ好パフォーマンスを見せたのはワールドカップ(W杯)総合首位のピウス・パシュケだった。
パシュケは、「今日は本当に難しかった。2本目の時には天候も少し良くなっていた。今日の僕のジャンプはかなりうまくいった。特に2本目はものすごく満足できる出来だった。でも僕の前に飛んだオーストリア勢もかなり強くて、ファイナルラウンドではすごいプレッシャーだった」とインタビューに答えた。
パシュケは今日の勝利でW杯総合得点を280ポイントまで伸ばし首位の座を固めた。総合2位以降はオーストリアの3人、ヤン・ホアル(225ポイント)、ダニエル・チョフェーニック(180ポイント)、シュテファン・クラフト(160ポイント)が続いている。
今日の4位はノルウェーのクリストファー=エリクセン・スンダル、5位はドイツのアンドレアス・ヴェリンガーだった。
オーストリアチームからはダニエル・チョフェーニックとマキシミリアン・オルトナーも6位と7位に並び、今日も素晴らしい団体成績だった。
マルクス・アイゼンビッヒラー(ドイツ)は8位、ティミ・ザイツ(スロベニア)は9位、ノルウェーのマリウス・リンヴィクは10位で今日のトップテンを締めくくった。
日本チームからは、二階堂蓮が14位、小林陵侑が16位、中村直幹が30位に入った。小林潤志郎は40位、佐藤慧一は46位だった。
ルカ大会第2戦は、12月1日(日)15:15(現地時間16:15、日本時間23:15)から開催される予定となっている。
スキージャンプW杯 総合成績トップ10(2024年11月30日現在)
順位 | 名前 | 国 | 総合 | |
01 | Paschke, Pius | 280 | 0 | |
02 | Hoerl, Jan | 225 | 0 | |
03 | Tschofenig, Daniel | 180 | 0 | |
04 | Kraft, Stefan | 160 | 0 | |
05 | Ortner, Maximilian | 128 | 0 | |
06 | Sundal, Kristoffer Eriksen | 126 | 1 | |
07 | Wellinger, Andreas | 103 | 1 | |
08 | Deschwanden, Gregor | 101 | 2 | |
09 | Lanisek, Anze | 69 | 0 | |
10 | Fettner, Manuel | 65 | 1 |
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。