W杯男子リレハンメル第2戦 オーストリアのホアルが優勝

作成: 24.11.2024 20:56 / hn

11月24日(日)、ワールドカップ・リレハンメル大会(ノルウェー)で、2024/25シーズン2試合目の男子個人戦が開催され、オーストリアのヤン・ホアルが優勝した。
ホアルは前日の勝者ピウス・パシュケ(ドイツ)を2位に抑えた。
ホアルのチームメイト、ダニエル・チョフェーニックは3位入賞を果たした。

大雪の中で行われた今日のラージヒル戦(ヒルサイズ140m)だったが、強風が吹くとの予報に反して試合中はほとんど風がなかったのが幸いだった。

予選の時点から好調だったヤン・ホアルは、本戦でも137mと139.5mの素晴らしいジャンプを揃えて堂々の勝利を決めた。

ホアルは、「今日は焦らず忍耐強くいられたし、ミスもしなかった。引き続き集中を保ちたい。今は来週のルカ大会がものすごく楽しみ。リレハンメルのジャンプ台も好きだけど、ルカの方がもっと好きなぐらい」と次の大会への意欲を見せた。


今季のヤン・ホアルの活躍に期待が高まっているが、ドイツのピウス・パシュケの活躍も同様に目が離せない。

パシュケは前日に行われた第1戦での勝利に続き、第2戦では2位となり、ワールドカップ(W杯)総合首位の座を守った。

今季最初の2試合を終えた現時点で、W杯総合成績首位はパシュケ(180ポイント)、ホアルが145ポイントで2位、チョフェーニックが3位となっている。

 

オーストリアのシュテファン・クラフトは、土曜のリレハンメル第1戦と同様今日も1本目では首位だったが、2本目でも前日と同様に順位を落とし、4位となった。

 

優勝したヤン・ホアル、3位のダニエル・チョフェーニック、4位のシュテファン・クラフト、そして8位・9位にマキシミリアン・オルトナーマヌエル・フェットナーも続いて、今日のトップテンのうちオーストリア人選手が半分を占めたことになり、素晴らしい団体成績となった。


オーストリア人選手の間に、スイスのグレゴア・デシュヴァンデンが5位、前日の予選で設備の不備により意に反したスタートを余儀なくされ物議を醸したクリストファー=エリクセン・スンダル(ノルウェー)が6位、アンドレアス・ヴェリンガー(ドイツ)が7位に入った。

10位は前日と同じく19歳のアメリカ人テート・フランツだった。

 

日本チームからは小林陵侑が17位に入った。

小林潤志郎は38位、二階堂蓮は39位、中村直幹は44位で、上位30人によるファイナルラウンドに進めなかった。



W杯男子リレハンメル第2戦 トップテン

順位 Bib 名前 飛距離1 飛距離2 合計
1. 46 Hoerl, Jan 137.0 139.5 285.3
2. 50 Paschke, Pius 136.5 136.0 277.8
3. 49 Tschofenig, Daniel 136.5 135.0 273.8
4. 47 Kraft, Stefan 139.0 133.5 273.1
5. 43 Deschwanden, Gregor 135.0 132.0 259.7
6. 44 Sundal, Kristoffer Eriksen 129.0 130.0 252.3
7. 39 Wellinger, Andreas 130.5 131.0 251.7
8. 48 Ortner, Maximilian 129.5 129.0 248.2
9. 38 Fettner, Manuel 132.5 128.0 246.7
10. 41 Frantz, Tate 131.5 124.5 246.5

 

全リザルト

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。