W杯男子ビショフスホーフェン予選で小林陵侑1位

作成: 05.01.2024 21:30 / hn

第72回ジャンプ週間の最終戦が行われるビショフスホーフェン(オーストリア)で1月5日(金)に予選が行われ、日本の小林陵侑が1位になった。2位・3位にはオーストリアのシュテファン・クラフトクレメンス・アイグナーが並んだ。ドイツのアンドレアス・ヴェリンガーは9位にとどまった。

ヴェリンガー「小林がダントツの優勝候補」
今季のジャンプ週間で総合優勝が現実的に可能な二人、小林陵侑とアンドレアス・ヴェリンガーを比較すると、小林に軍配があがった。 

ビショフスホーフェン・ジャンプ台での小林との差を見せられたヴェリンガーは、「小林陵侑は世界最高のスキージャンパーの一人。そのことは嫉妬じゃなくて、受け入れないと。彼は明日、自分のやるべきことをやるはず。小林がダントツの優勝候補だということを、今日彼が証明したと思う。今日は僕の思うようにならなかった。本当だったら公式練習の時からもっとうまくスタートしたかった。気の持ち方もそうだし、もっと楽に臨んだほうが良かった。でもだからと言って、まだまだ分からない。結果は明日でる」と、コメントした。

小林陵侑は今日の素晴らしいパフォーマンスを見せた後もいつも通りクールで、「明日のファイナルがとても楽しみ。それでも実際始まったら興奮してしまうと思う」と、話した。

小林はジャンプ週間全4試合中の3試合を終えた現在、総合得点でヴェリンガーに4.8点差で首位につけている。今日の予選での小林とヴェリンガーの差は18.3点だった。それでもジャンプ週間最終戦では、まだ何が起こってもおかしくない。

今日一番驚きの健闘を見せたのはノルウェーのベンヤミン・エストヴォルで、予選4位と上位につけた。

スロベニアチームはアンツェ・ラニセクペーター・プレウツそしてロヴロ・コスが5〜7位に並んで、素晴らしい団体成績となった。

 

日本チームからは小林陵侑の他に、二階堂蓮が12位、竹内択が37位、小林潤志郎が41位で本戦進出を決めた。中村直幹は58位で、上位50人による本戦への出場は叶わかなった。


第72回 ジャンプ週間最終戦となるワールドカップ男子ビショフスホーフェン本戦は、1月6日(土)16:30(日本時間 翌0:30)から開催される予定だ。

 

ビショフスホーフェン本戦:スタートリスト(1回目=ノックアウト方式)

 

※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差は−8時間です。