W杯女子ニジニ=タギル第2戦 クリネッチV、高梨5位
11月27日(土)、ロシアのニジニ=タギルにて2021/22女子ワールドカップ・シーズンの2試合目が行われ、エマ・クリネッチ(スロベニア)が優勝した。緊迫した試合でクリネッチは92mと97m(計235.1ポイント)のジャンプを決めて、チームメイトのウルサ・ボガタイを2位に、ドイツのカタリーナ・アルトハウスを3位に抑えた。
2021年の世界選手権オーバーストドルフ大会で世界チャンピョンになったクリネッチは、2本とも飛距離を伸ばし、素晴らしい強さを見せた。
勝者クリネッチは、「今日は2本ともとても良いジャンプを揃えることができて、すごく満足している。特に2本目は本当にうまくいった」と喜んだ。
今季2試合目を終え、ワールドカップ(W杯)総合得点で最高200点のうちの180点を加算したクリネッチは首位に浮上した。
スロベニアチームからは、サマーグランプリで優勝したウルサ・ボガタイも2位に入り、理想的なシーズンスタートとなった。
ボガタイに1.1点差で3位に入ったカタリーナ・アルトハウスは、「試合の前はとても緊張していたけど、表彰台入りを達成できてものすごく嬉しい」と話した。
前日(11/26)は 圧倒的な活躍を見せたマリタ・クラマー (オーストリア)だったが、今日は4位となった。
高梨沙羅は5位、シルイェ・オプセッツはノルウェー勢のトップで8位だった。
日本からは他に、岩渕香里が13位、伊藤有希が22位に入り、勢藤優花は32位だった。
ドイツのパオリーネ・ヘッスラーは、昨日の開幕戦の10位に続き、今日も11位と好成績を出した。それに反してユリアーネ・サイファートは41位で意外にも予選敗退となった。
女子ジャンプW杯は、来週末に2試合が予定されているリレハンメル大会(ノルウェー)へと続く。
全リザルト >>
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。