W杯男子クリンゲンタール初日 無敵のグラネルード
波に乗るハルヴォア=エグナー・グラネルード(ノルウェー)を止められる者は今誰もいない。先週末のヴィリンゲン大会でも連勝を飾ったグラネルードだが、ワールドカップ男子クリンゲンタール大会(ドイツ)でも圧倒的な強さを見せた。
2月5日(金)に予定されていた予選は、参加者がちょうど50人だったため、プロローグに切り替えられて行われた。
今日1位になったグラネルードは、3,000ユーロの賞金を手にした。
グラネルードは、金曜の夜に行われたプロローグだけでなく、その前に行われた公式トレーニングの2本でも向かうところ敵なしだった。今日の初日を終えて、週末のクリンゲンタール戦2試合の優勝候補はグラネルードが最有力と言うしかない。
2位には大健闘のボア・パヴロフチッチ(スロベニア)が入った。22歳のパヴロフチッチは、ヴィリンゲン大会でも4位と15位と好成績を収めていた。今回のクリンゲンタール大会で、パヴロフチッチは初のワールドカップ表彰台入りを果たせるかもしれない。
雨が降りしきる今日のクリンゲンタールで、ポーランド勢のトップだったダヴィド・クバツキーは3位につけた。
ドイツ勢のトップは今日もマルクス・アイゼンビッヒラーで、4位だった。ピウス・パシュケは9位、コンスタンティン・シュミットは14位だった。
ノルウェーのトーマス=オーセン・マルケングは、約1年前のクリンゲンタール戦で大転倒したが、今日はアクシデントもなく38位で上々の結果だった。
先週末のヴィリンゲン戦で急上昇したスイスのシモン・アマンは、今日は39位だった。
日本チームからは、小林陵侑が8位、佐藤慧一が13位、佐藤幸椰が22位、伊東大貴が26位、中村直幹が41位となった。
2試合が予定されているクリンゲンタール大会の第1戦は、2月6日(土)14:30(日本時間22:30)から開催されることになっている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。