W杯女子 キャラ・ホルツルが3連勝
2月8日(土)、ワールドカップ女子ヒンツェンバッハ大会(オーストリア)の第1戦が行われ、開催国オーストリアのキャラ・ホルツルが3連勝目となる優勝を祝った。2位はノルウェーのマーレン・ルンビュ、3位はホルツルのチームメイト、エヴァ・ピンケルニッヒだった。
現在ジャンプ女子ワールドカップ(W杯)の総合首位につけているホルツルは、前日の予選でも1位につけていたが、今日も86mと91mのジャンプで合計250.3ポイントを獲得して1位になった。ホームゲームでのこの活躍をホルツルは、「一番嬉しい勝利。ここで自分の家族と友達と勝利を分かち合えて嬉しい」と説明した。
接戦となった試合で、マーレン・ルンビュは85.5mと88mを飛んだが、少しがっかりした様子で、「ポジションを調整しなくてはいけない。予選でのジャンプは上手くいったけど、今日は同じようにはできなかった」と話した。
エヴァ・ピンケルニッヒも3位となり、再びオーストリアチームから二人が表彰台に上がった。現在W杯総合3位のピンケルニッヒは、競技場でのファンの応援を喜んで、地元の観客を前に自国の国歌を聞いて感動した様子だった。「ホームゲームでこんな事が実現するなんて思っていなかった」と喜びを伝えた。
日本勢のトップだった高梨沙羅は、1月の蔵王戦以来4回目の4位入賞となった。
ドイツのカタリーナ・アルトハウスは5位で、先週末のオーバーストドルフ戦での復調傾向を再び裏付けた。チームメイトのユリアーネ・サイファートは7位だった。
イタリアのララ・マルシーナは、6位となり今季の自己最高成績を収めた。
オーストリアチームは、最近のワールドカップ大会と同じく強い結果を出した。リサ・エダーは自己ベストの8位となり、ジャックリーン・ザイフリーツベルガーは9位、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツは12位に続いた。
スロベニアのニカ・クリツナーが10位でトップテンを締めくくった。
オーストリア大会の第1戦が終わった現時点でW杯個人総合成績を見ると、オーストリアのキャラ・ホルツルが合計930ポイントでリードしている。 マーレン・ルンビュが35点差で2位、エヴァ・ピンケルニッヒは計799ポイントで3位につけている。
2月9日(日)に行われるヒンツェンバッハ大会第2戦は、13:15(日本時間21:15)から予選が、そして14:30(日本時間22:30)からは本戦がスタートする予定となっている。
※注)基本的な表記時間は中央欧州時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。