W杯女子蔵王 個人第2戦:オーストリア勢が1・2位
ワールドカップ女子蔵王大会(山形市)の3試合目となる個人戦が1月19日(日)に行われ、オーストリアのエヴァ・ピンケルニッヒが蔵王での3勝目を飾った。2位もオーストリアのキャラ・ホルツル、3位はノルウェーのマーレン・ルンビュだった。
オーストリア女子ジャンパーの躍進が止まらない。ヘッドコーチのハリー・ロードラウアーが率いるオーストリアチームは、蔵王大会の3試合目となった今日、合計6試合連続の勝利を飾った。
今回の日本ツアーで開催された5試合(札幌2試合、蔵王3試合)の全てでオーストリア女子が優勝しており、その前のクリンゲンタール戦でもキャラ・ホルツルが優勝していた。
今日の試合では、オーストリアチームから他にもマリタ・クラーマーが7位、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツも9位に入り、トップ10にオーストリア勢が4人入った。
31歳のピンケルニッヒにとってはワールドカップ(W杯)通算3勝目となり、これまでの2勝は、先週末の札幌戦と今週金曜(1月17日)の蔵王第1戦で挙げている。
蔵王大会の序盤では苦戦していたマーレン・ルンビュだったが、今日はかなり調子を上げ3位入賞を果たした。
日本勢のトップは高梨沙羅で、4位だった。
丸山希は12位、伊藤有希と勢籐優花が17位と18位に並び、岩渕香里は26位、小林諭果は40位だった。
前日の団体戦では6位に終わったドイツチームだが、今日の個人戦ではカタリーナ・アルトハウスとユリアーネ・サイファートが5位と6位に並び、なんとか好成績で日本ツアーを終えた。
W杯女子個人総合成績では、引き続きノルウェーのマーレン・ルンビュが首位につけているが、2位のエヴァ・ピンケルニッヒがわずか1点差で肉薄している。ルンビュが現在510ポイント、ピンケルニッヒは509ポイントとなっている。キャラ・ホルツルは470ポイントで総合3位につけている。
スキージャンプ女子W杯は、来週末に個人戦が2試合予定されているルーマニア・ルシュノフ大会へと続く。