W杯女子ルシュノフ第2戦 ルンビュが連勝

作成: 27.01.2019 14:24 / sk

1月27日(日)、FIS(国際スキー連盟)ワールドカップ女子ルシュノフ大会(ルーマニア)の第2戦が行なわれ、ノルウェーのマーレン・ルンビュ(24歳)が93mと96.5mのジャンプで、前日に続き連勝を決めた。2位・3位にはドイツのカリーナ・フォクトとユリアーネ・サイファートが続いた。今日の勝利でルンビュは、ワールドカップ総合首位に浮上した。

ルンビュにとってはワールドカップ(W杯)通算17勝目となる勝利で、今季4勝目となった。
「今日は本当に嬉しい。特に2本目のジャンプはうまくいった。今シーズンに入って4勝目となって、調子を上げていると思う。今日はリーダービブ(総合首位を示す黄色いゼッケン)を獲ることができた。このために厳しい努力をしてきた。総合首位の座をシーズン最後まで守れたら良いと思う」とルンビュは勝利後のインタビューで答えた。


カリーナ・フォクトにとって今日の2位入賞は、今季2度目の表彰台入りを意味する。ソチ五輪金メダリストのフォクトは、先週の日本・蔵王大会で3位入賞を果たしている。
フォクトは、「昨日に比べると更に改善することができたから、その点が特に嬉しい。昨日の時点ではまだ問題を抱えていた。ヒンツェンバッハ(オーストリア)のジャンプ台が好きだから、来週末の大会を楽しみにしている」と話した。


ユリアーネ・サイファートは3位に入り、今シーズンに入っての好調さを再度アピールした。しかも、サイファートは1本目では首位に立っており、優勝にも手が届きそうだった。しかし、2本目のミスで勝利のチャンスを逃してしまった。
「表彰台に上がれて嬉しい。今日の1本目は良かったけど、2本目はタイミングが遅すぎた。失敗してしまったのに、表彰台入りを果たせたから、なおさら嬉しい。次のヒンツェンバッハ大会でも表彰台に上がれたら嬉しい」と、サイファートは試合後に話した。


ドイツ女子は、ルシュノフでも再度、優秀なチーム成績を収めた。フォクトとサイファート以外にも、カタリーナ・アルトハウスが5位、ラモーナ・シュトラウプが8位、アンナ・ループレヒトが15位、パウリーネ・ケッスラーが26位に入った。


オーストリア勢のトップだったのは、4位のエヴァ・ピンケルニッヒで、キャラ・ホルツルが9位、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツは11位だった。

スロベニアのニカ・クリツナーが6位、日本の高梨沙羅は7位だった。

 

ロシアのイリーナ・アワクモワは当初、今シーズンは欠場すると発表していたが、ルシュノフ大会とシーズン最後のロシアシリーズ「ブルーバード・ツアー」には参戦することになった。2013/14シーズンではW杯総合4位だったアワクモワ(27歳)は、今日の試合では28位だった。


W杯女子個人総合ランキングでは、マーレン・ルンビュが788ポイントで首位の座を奪い、カタリーナ・アルトハウスは2位(747ポイント)、ユリアーネ・サイファート(511ポイント)は5位から3位に順位を上げた。


FISワールドカップ女子の次の試合は、来週末のオーストリア・ヒンツェンバッハ大会へと続く。ヒンツェンバッハでは2月2日(土)と3日(日)にそれぞれ個人戦が予定されている。

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※注)基本的な表記時間は中央ヨーロッパ時間で、日本からの時差はマイナス8時間です。