W杯女子プレマノン第2戦もアルトハウスが首位

作成: 16.12.2018 12:39 / sk

12月16日(日)、ワールドカップ女子プレマノン大会(フランス)の第2試合でも、ドイツのカタリーナ・アルトハウスが優勝した。アルトハウスは85mと88.5mのジャンプで合計249.6ポイントを獲得して、ノルウェーのマーレン・ルンビュを2位に、日本の高梨沙羅を3位に抑えた。

アルトハウスのジャンプは、2本とも最長ジャンプではなかったものの、今日も負け知らずだった。最終的にアルトハウスは2位のルンビュに14点以上の差をつけて、W杯通算7勝目を飾った。
「今日の試合はとても良かった。1本目のジャンプでは少し遅れてしまったけれど、2本目はもっとうまくいった。試合で全て首尾よくまとまるというのは、とても良い気分。雰囲気も良いし、ここのジャンプ台が好き。今週末の大会を満喫した」とアルトハウスは話した。

前日の第1戦では9位に終わったマーレン・ルンビュだったが、今日は再び表彰台の上に戻ってきた。ルンビュは85.5mと83.5m(計235.5ポイント)のジャンプを収めた。ノルウェーのルンビュは、「素晴らしい試合だった。昨日の試合に比べて良くなったとは言え、技術的にまだ改善しなくてはいけない。この結果を出せて嬉しい。もっと力を尽くしたら、結果は勝手についてきてくれる」と語った。

日本の高梨沙羅は、前半戦が終わった時点ではまだ5位だったが、ファイナルラウンドで3位まで追い上げた。2本目に80mのジャンプを決めて、表彰台入りを果たした。「最高のジャンプだったとは言い難い。次の試合を楽しみにしている。更に良い成績を出せるように、もっと頑張りたい」と高梨は意気込みを見せた。

ファーストラウンドで上位7番までについた選手は、ファイナルラウンドでは他の選手よりゲートを下げ、短い助走でスタートした。

スロベニアのエマ・クリネッチは、83mと79m(233.2ポイント)で 4位に入り、またも好成績を収めた。
オーストリアのダニエラ・イラシュコ=シュトルツは、1本目で86mまで伸ばして最長ジャンプを見せたが、5位になった。
ロシアのリディア・ヤコブレワは6位でトップ10入りを果たした。17歳のヤコブレワは2本目で、今日最長の91.5mのジャンプを決めた。同じくロシアのソフィア・チコノヴァは8位だった。

トップ10を締めくくったのはスロベニアの二人、ニカ・クリツナー(7位)とウルサ・ボガタイだった。ボガタイはノルウェーのアンナ・オディーヌと同点の9位だった。
開催国フランスのトップは、24位のルシル・モラだった。モラと同点で、ハインツ・クッティンのもとでトレーニングしている中国のリ・スェヤオも24位に入りワールドカップ(W杯)ポイントを獲得した。


W杯女子総合成績では、ドイツのカタリーナ・アルトハウスが400ポイントで首位についている。2位はノルウェーのマーレン・ルンビュ(278ポイント)、3位にはロシアのリディア・ヤコブレワ(262ポイント)が続いている。

日本の高梨沙羅は現在総合4位、伊藤有希は15位、岩渕香里が23位、勢籐優花が26位、丸山希が29位となっている。

国別成績(ネーションズカップ)では、ドイツが989ポイントで首位、スロベニアが581ポイントで2位、ノルウェーが468ポイントで3位につけている。

次のワールドカップ女子の試合は、2019年1月12・13日に日本の札幌で開催される予定だ。

 

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※注)大会日程は中央ヨーロッパ時間です。