W杯オーバーストドルフ・スキーフライング大会:注目データ
ワールドカップ男子オーバーストドルフ大会(ドイツ)の注目データを以下にまとめた:
6年来、待望のフライング戦優勝を果たしたいシュトッホ
> カミル・シュトッホ(ポーランド)は今シーズン、ワールドカップ(W杯)個人戦で5勝を挙げている。シュトッホがW杯スキーフライング戦で優勝したのは、これまでに1度だけで、2011年3月20日のプラニツァ大会だった。
> 昨シーズンのスキーフライング戦では、シュトッホはトップ10入りを逃した。最高成績は2月12日のヴィケルスン戦での14位だった。
> シュトッホは、オーバーストドルフの両方のジャンプ台(ハイニ=クロップファー・フライングヒルとジャンプ週間で使われるシャッテンベルクジャンプ台)で既に表彰台入りを果している。
ダブルを狙うクラフト
> シュテファン・クラフト(オーストリア)は、今シーズンのオーバーストドルフ・ラージヒル戦で優勝した。もしクラフトが今回優勝できれば、2000/01シーズンのマーティン・シュミット(ドイツ)以来、初めて1シーズン中にオーバーストドルフのラージヒルとフライングヒルの両方で優勝する選手となる。
> ワンシーズン中に、この二つのジャンプ台で両方表彰台入りを果たした最近の選手は、2012/13のグレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)だ。彼は当時、ラージヒル戦で2位、スキーフライング戦で3位になった。
> 今シーズン、クラフトはこれまでに7回表彰台入りしており、カミル・シュトッホより1回少ない。
> クラフトがもっと多くの表彰台を挙げたシーズンは2014/15だけだ(13回)。
ペーター・プレウツ、スキーフライング戦で復調となるか
> ペーター・プレウツ(スロベニア)は、最近のスキーフライング個人戦5試合中の4試合で優勝している。プレウツが今のところ最後にW杯優勝を飾ったのは、2016年3月20日のプラニツァでのスキーフライング戦となっている。
> プレウツはこれまでにW杯スキーフライング戦で7勝しており、それを越すのは14勝のシュリレンツァウアーだけだ。
> プレウツは先週(1月29日)のヴィリンゲン個人戦で9位に入った。これはここ8試合のW杯のうちの自己最高成績だった。
> プレウツのオーバーストドルフ・フライングヒルでの最高成績は2013年2月の4位となっている。その時から今回の大会まで、オーバーストドルフでのスキーフライング戦は行われていない。
> スロベニアのジャンパーが最近のW杯スキーフライング8試合で優勝しているが、オーバーストドルフでのW杯で(スキーフライングとスキージャンプを含め)優勝出来たスロベニア人選手は皆無だ。
> W杯スキーフライング戦でスロベニア(16勝)より多く勝っているのは37勝のオーストリアだけで、フィンランドが15勝で3位に続いている。
オーバーストドルフで更なる成功を
> リヒャルト・フライターク(独)が、最後に行われた2013年2月16日のW杯オーバーストドルフ・スキーフライング戦で優勝した。2位はアンダース・スティエルネン(ノルウェー)、3位はグレゴア・シュリレンツァウアーだった。
> この3人の選手のうち、フライタークだけが今シーズンに表彰台入りを果している。2017年1月22日のザコパネ戦でフライタークは3位になった。
> 2013年のオーバーストドルフでの勝利は、フライタークにとって唯一のスキーフライング戦での表彰台入りとなっている。
> ドイツ人の中で、W杯オーバーストドルフ・スキーフライング戦で優勝したことがあるのは、フライターク(2013年)、マーティン・シュミット(2001年)、スヴェン・ハンナヴァルト(1998)の3人だけだ。
> シュリレンツァウアーは4会場のW杯スキーフライング戦で合計14勝を挙げているが、オーバーストドルフで優勝したことはまだない。シュリレンツァウアーは、オーバーストドルフのフライングヒルで2回3位になった(2011、2013年)。
> シュリレンツァウアーはオーバーストドルフのラージヒル戦では2勝している(2006年12月30日と2011年12月30日)。
> シュリレンツァウアーは、先週末(1月29日)のヴィリンゲン個人戦で7位だった。これは今年になって復帰して以来、シュリレンツァウアーにとって最高成績だった。
> スティエルネンは、最近参戦したW杯25試合で表彰台に上がっていない。最後にトップ3に入ったのは2016年2月14日のヴィケルスン・スキーフライング戦で3位になった時だ。