W杯男子エンゲルベルク大会:注目データ

作成: 13.12.2016 19:00 / sk

ワールドカップ男子エンゲルベルク(スイス)大会の注目データを以下に集めた:


17歳のうちにもっと勝利を重ねたいドーメン・プレウツ

> 17歳のドーメン・プレウツ(スロベニア)は、現在ワールドカップ(W杯)個人総合成績で首位に立っている。

> ドーメンは今シーズンに入って既にW杯3勝を祝っている。ルカでの開幕戦、クリンゲンタール個人戦、そして先週末(12月10日)のリレハンメル第1戦で優勝した。

> ドーメンは、18歳の誕生日以前に4勝以上を挙げる4人目のジャンパーになれるかもしれない。これまでにそれを成し遂げているのは、プリモジュ・ペテルカ(スロベニア、8勝)、トニ・ニエミネン(フィンランド、8勝)、グレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア、6勝)の3人だ。

> ドーメンの兄、ペーター・プレウツは現在W杯通算21勝となっているが、初優勝は21歳の時だった。

> スロベニアのスキージャンパーの中で、ドーメン・プレウツ(3勝)よりW杯優勝をもっと多く挙げているのはペーター・プレウツ(21勝)、プリモジュ・ペテルカ(15勝)、ロベルト・クラニエツ(7勝)の3人だけだ。


ペーター・プレウツ、エンゲルベルクで3連勝となるか?

> ペーター・プレウツは、昨年のエンゲルベルク大会の両試合で優勝した。もし12月17日(土)に行われる試合で優勝できれば、エンゲルベルクで3連勝を決める初めてのジャンパーとなる。

> ペーター・プレウツは最近23試合のW杯ラージヒル戦のうち11試合で優勝しているが、ここ最近の7試合では連続で勝ちを逃している。

> ペーター・プレウツにとって、ラージヒル戦7試合で白星が挙げられなかったのは、2015年1月から12月に11試合連続で優勝を逃した時以来、最長のスランプとなっている。

> プレウツは最近のW杯4勝のうち、ヨーロッパのラージヒル戦で優勝を祝ったのは2月のトロンハイム戦での1度だけだった。他の3勝は札幌戦とアルマトイ大会(2勝)で挙げた。

> W杯(ノーマルヒルとスキーフライングも含む)通算勝数ランキングで、プレウツ(21勝)は11位についている。プレウツは、22勝のセヴェリン・フロインド(独)、23勝のシモン・アマン(スイス)とトーマ・モルゲンシュテルン(オーストリア)に続いている。


エーレンベルクを得意とするアマン

> シモン・アマン(スイス)とアンドレアス・コフラー(オーストリア)は、これまでにエンゲルベルクで3勝を挙げている。

> エンゲルベルクで更に多くの勝数を挙げているのはヤンネ・アホネン(フィンランド、5勝)とグレゴア・シュリレンツァウアー(4勝)の二人だけだ。

> アマンとコフラーは両者ともエンゲルベルクで8回表彰台入りしている。もっと多かったのはアホネン(12回)とシュリレンツァウアー(9回)だ。


2連勝を狙いたいシュトッホ

> カミル・シュトッホ(ポーランド)は一番最近(12月11日)のW杯、リレハンメル第2戦で優勝した。

> シュトッホには、2014年3月以来初めての連勝できるチャンスがある。その時はラハティとクオピオで連勝した。

> W杯通算16勝のシュトッホは、通算勝数ランキングでマッチ・ハウタマキ(フィンランド)と同点の16位となっている。シュトッホのすぐ前には17勝の葛西紀明がいる。


フロインドはアマンとモルゲンシュテルンに並べるか

> セヴェリン・フロインド(独)は、ルカで開催された今シーズン2番目の試合で優勝し、W杯個人戦通算22勝目を挙げた。

> フロインドがもう1勝すれば、W杯通算勝数ランキングで23勝のシモン・アマンとトーマス・モルゲンシュテルン(オーストリア)に並ぶ8位になれる。

> フロインドは今季これまでに2回表彰台入りしている(2回ともルカ大会にて)。

> フロインドは通算で53回表彰台入りしており、エルンスト・ヴェットーリ(オーストリア)より1回少なく、通算表彰台数ランキングで10位についている。


その他には・・・

> マチェイ・コット(ポーランド)は、12月11日のリレハンメル第2戦で初めてW杯表彰台入りを果たし、現在W杯個人総合成績で3位についている。

> コットが優勝することができれば、ポーランドのスキージャンパーでW杯個人戦優勝を祝う8人目の選手となる。

> 個人戦の国別通算勝数ランキングで見ると、ポーランド(62勝)は日本(62勝)を追い越すことができるかもしれない。

> ダニエル=アンドレ・タンデはW杯総合の2位についている。タンデはノルウェーチームの中で今シーズンに入って表彰台に上がることができた唯一の選手だ(3回2位)。

> タンデはこれまでにW杯で1回優勝している。それは2015年11月のクリンゲンタール戦でだった。

> 最近W杯で優勝したノルウェーの選手は、2016年3月のティティゼー=ノイシュタット戦で勝ったヨハン=アンドレ・フォアファングだ。

> ヴァンサン・デスコンブ=セボア(仏)は12月17日の時点で32歳343日となる。もし彼がエンゲルベルクで表彰台を挙げるとすれば、2番目に年長でW杯初表彰台を達成することになる。チェコのヤーン・マトゥラが2013年1月19日に32歳356日の時に札幌大会で優勝し、初表彰台を達成した時が最年長記録となっている。