マルチェイ・コット、予選トップ
FISグランプリ大会はこの土曜日にフランスのクルシュベルで開幕する。金曜に行われた予選ではポーランドのコットが128.5m、116.2ポイントでトップだった。
2位には124.5m、106.6ポイントのヤカ・ヴァラ(スロベニア)、また地元のヴィンセント・デコンブ・セボアが地の利を生かし、124.5m、105.4ポイントで3位に入った。
キリアン・パイアーは4位。サマーシーズンの良いスタートを切った彼は、「昨年とは違うトレーニングをしてきたが、自分にとってはとても良いようだ。月曜の夜にクルシュベルに到着して以来、良いジャンプが出来ている。」と話した。
クレメンス・アイグナーは5位でオーストリアの予選ベスト。ヤクブ・ヴォルニーが6位、ルーカス・フヴァラ(チェコ)が7位、グレゴア・デシュヴァンデン、小林陵侑と続く。ノルウェーベストがハルヴォア・エグナー・グラネルドで10位。ノルウェーチームはスキーがロストバッゲージで届かず、予選のためにスラットナーやスポーツ2000などから急遽新しいスキーを用意してもらったため、2016年グランプリ大会を厳しい状況で迎えた。
開幕戦で失格者4名
53名中7名がルール規定外のスーツのため失格となった。その中にはルネ・ヴェルタ、ハリ・オリ、マニュエル・ポッピンガーと言った有名選手も含まれており、土曜日の本戦には46名が参戦する。
FISのマテリアルコントローラーのゼップ・グラッツァー氏は「新しいルールは非伸縮性のテープが腰骨の上のスーツの内側に縫い付けてなければならない。これはスーツを下にずり下げるのを防止するためであり、またそのテープ部分のサイズが実際のボディサイズの最大プラス3cmでなければならないが、スーツのサイズが大きかったため。」と話した。
昨年あらゆる大会の優勝をさらったペーター・プレウツはスロベニアでのコンチネンタル杯クラニ大会でサマーシーズンをスタートしたが、その後2週間の休息を入れ再びグランプリ・ヴィスワ大会から参戦する予定である。
FISグランプリ大会第1戦は土曜日の18時(日本時間:7月17日午前1時)よりスタートする。