W杯ザコパネ大会:注目データ
Powered by FIS und Infostrada Sports
ワールドカップ男子ザコパネ大会(ポーランド)
◇個人戦
更なる連勝を狙うプレウツ
> 今季ジャンプ週間の覇者となったペーター・プレウツ(スロベニア)は、最近のワールドカップ(W杯)で4連勝を飾っており、2009年1月から2月にかけてグレゴア・シュリレンツァウアー(オーストリア)が果たして以来初めて5連勝以上(ノーマルヒル、ラージヒル、スキーフライング合計)を達成するジャンパーとなれるかもしれない。
> プレウツは最近のW杯個人戦8試合のうち7勝している。2015年12月29日のオーバーストドルフ戦でだけは3位で、その時優勝したのはセヴェリン・フロインド(独)だった。
> プレウツはW杯通算13勝で、スロベニア人として2番目の記録となっている。プリモジュ・ペテルカは15勝を挙げた。
> 今季7勝しているプレウツは、ペテルカが最高成績を収めたシーズン(1996/97シーズンに7勝)に既に並んでいる。
> 昨シーズンに最も多く勝利を収めたのは9勝のセヴェリン・フロインドだった。
> プレウツは最近のW杯17試合中、16試合で表彰台に上がっている(1位8回、2位6回、3位2回)。この期間中にプレウツが上位3位までに入らなかったのは2015年12月5日に行われたリレハンメル戦(11位)だけだった。
> 今シーズン、プレウツは個人戦で表彰台に11回上がっている。自身の最高記録に並ぶには上位3位までにあと3回入ればよい(2014/15シーズンに表彰台14回)。
> プレウツは最近のW杯個人戦10試合の全てで表彰台に上がっている。現在、2004/05シーズンにヤンネ・アホネン(フィンランド)が連続13回表彰台に上がったのが最高記録となっている。
> プレウツは2016年に入ってから行われた全4回のW杯個人戦で優勝しており、新年を5連勝でスタートさせる最初のジャンパーとなれるかもしれない。2002年にスヴェン・ハンナヴァルト(独)が、1984年にはイェンス・ヴァイスフロッグ(旧東独)が、年明けから4連勝を飾った。
> 2012年1月20日にプレウツはW杯トップ10入りを果たした。その時はザコパネ戦の4位だった。
今季好調のノルウェー
> この間のW杯ヴィリンゲン大会でケネス・ガグネス(ノルウェー)が今季3度目の2位となった。
> 今シーズン、これまでにガグネスはW杯で6回表彰台に上がっている。2015/16シーズンで更に多くトップ3に入っているのは、ペーター・プレウツ(11回)とセヴェリン・フロインド(8回)の二人だけだ。
> ガグネスは、2015年12月6日のリレハンメル戦で地元の観客を前にW杯初優勝を祝った。
ノルウェーの選手で、ポーランドのW杯で最後に優勝したのは2014年1月19日ザコパネ大会で勝ったアンダース・バルダルだ。
> ザコパネ大会個人戦3試合のうち2試合はノルウェー選手が優勝している。最近行われたザコパネ戦(2015年1月18日)で優勝したのはカミル・シュトッホ(ポーランド)だった。
オーストリアのスランプに終止符を打ちたいハイボック
> 現在、W杯個人総合成績4位のミヒャエル・ハイボック(オーストリア)は、今シーズンにまだ1勝も挙げていない。表彰台には4回立っており(2位3回、3位1回)、最近では1月6日のビショフスホーフェン戦で3位入賞を果たした。
> ハイボックはこれまでW杯1勝を挙げている。それは2015年1月のビショフスホーフェン戦で優勝した時だ。
> オーストリアが、新年が明けてからやっと優勝することができた最後のシーズンは2005/06だった。当時オーストリアにシーズン最初の勝利をもたらしたのはアンドレアス・コフラーで、2006年2月4日のヴィリンゲン戦でだった。
> もしオーストリアがザコパネでも優勝を挙げられない場合、2000/01シーズン以来、初めてW杯シーズン開幕後16試合で優勝を挙げられないことになる。
> 2014年1月16日にハイボックはヴィスワ大会(ポーランド)で3位に入り、W杯初表彰台を挙げている。
◇団体戦
団体戦3連勝を狙うドイツ
> これまでに行われた今シーズン最初の団体戦2試合でドイツが優勝した。2015年11月21日のクリンゲンタール戦と、1月9日のヴィリンゲン戦で、2試合とも地元ドイツの観衆の前でだった。
> ドイツが国外の団体戦で最後に勝利を挙げたのは2015年1月のザコパネ戦だった。
> ドイツ史上初の団体戦3連勝を祝うことができるかもしれない。最近でそれを達成したことがあるのは、2013年3月から2014年1月のスロベニアチームだ。
> 昨季のワールドカップでもドイツは最初の団体戦2試合で優勝した。その後のヴィリンゲン戦ではスロベニアが優勝した。
> 最近で、シーズンを団体戦3連勝で始めることができたのは2010/11シーズンのオーストリアチームだった。
スロベニア、得意のジャンプ台
> スロベニアチームは、ザコパネで行われた団体戦3試合のうち2勝している。昨シーズン(2015年1月17日)の団体戦だけは、スロベニアはドイツ、オーストリアに続く3位だった。
> スロベニア(1位2回、2位0回、3位1回)とオーストリア(1位0回、2位1回、3位2回)は、これまでにザコパネで行われた全3試合で表彰台に上がっている。
> ペーター・プレウツ(スロベニア)とユーリ・テペシュ(スロベニア)はザコパネ団体戦3試合で表彰台に上がった。
> ペーター・プレウツとユーリ・テペシュはこれまでに優勝した団体戦に8回参戦しており、9勝を決めればこのランキングでアンダース・バルダル(ノルウェー)が保持している7位に並ぶことができる。
復調を目指すオーストリア
> オーストリアは、最近のW杯団体戦7試合で優勝したことがない。
> 最後にオーストリアチームが優勝した団体戦は、2014年3月22日のプラニツァ戦だった。
> ワールドカップ史上、オーストリアは団体戦で最多優勝を誇っている。オーストリアは27勝、2位のフィンランドは15勝だ。