第64回ジャンプ週間 開幕記者会見
第64回スキージャンプ週間の開幕を前日に控え、オーバーストドルフ(ドイツ)で、トップ選手たちが記者会見に臨んだ。
ペーター・プレウツ(スロベニア):「多くの人が僕のことを最有力候補と見てくれているのは知っているけど、どの試合でも沢山の選手が勝てる可能性がある。好調だった最近の3試合では、かなりの自信がついた。でも、いつもジャンプに集中しなくてはだから、ジャンプ週間が始まる前から結果がどんな風になるかなんて考えられない。僕がするのは、自分の次のジャンプのことを考えることだけ。
セヴェリン・フロインド(独)と僕の一騎打ちだけがあるわけじゃない。対決する二人の間に時として特別なことがあるのを見るのは、とても興味深い。去年の僕達の場合、最後のジャンプまでとても熾烈で、セヴェリンは昨シーズンの後半はいつも危険だった。
今のところ、僕にとってすごく上手くいっているけれど、それがいつまで続くか誰にも分からない。夏の練習と、10月と11月のトレーニングは、いつもと違うやり方をいくつか取り入れた。飛ぶ本数を増やし、ウェイトトレーニングは少なめに行った。これまでのところ、それでとても上手くいっているし、このまま維持していけることを願っている。」
ケネス・ガグネス(ノルウェー): 「バルダルとヤコブセンが引退した後、僕達は新しいチームになった。新しい顔が沢山揃っているし、チームの意欲はとても高い。その新しい意欲が僕達にとってプラスに働いていると思う。僕達は日々の練習でお互いを高め合っている。待ちに待っていたからやっと今、ジャンプ週間が始まるのがとても嬉しい。」
セヴェリン・フロインド(オーストリア):「(オーストリアのジャンプ週間総合)7連勝というのはとても長いけど、それで十分とは絶対に言えない。この連勝はものすごいことだけど、いつかは終わりがくる。それでも参戦するオーストリアの選手、5人でそれを阻止したいと思っている。」
ミヒャエル・ハイボック(オーストリア):「これまでのところ、僕達が思うようにはいっていなくて、完璧に満足しているとは言い難い。そのことが、逆に僕らのチームの結束力を更に高めた。それが今になって生きてくるかもしれない。ここに来て、一試合ごとに良くなっている。僕自身もどんどん調子が良くなっている。自分がニジニ・タギル戦で2位に入ることができたことで、チーム全体が後押しされたように思える。今、チーム内の雰囲気は最高潮になっている。
ペーター・プレウツとセヴェリン・フロインドが最有力候補とされているのは、僕たちにとっては確実に楽なこと。これまでとても良いシーズンになっているという証明になるから、もちろん自分自身が有力候補とされるのは好ましいこと。」