W杯男子ヴィリンゲン大会 注目データ
2015年に入り2勝した選手は皆無
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2015年に入って行われたワールドカップ(W杯)8試合で、それぞれ違った選手が優勝を収めた。それは、アンダース・ヤコブセン(ノルウェー)、リヒャルト・フライターク(独)、ミヒャエル・ハイボック(オーストリア)、セヴェリン・フロインド(独)、シュテファン・クラフト(オーストリア)、カミル・シュトッホ(ポーランド)、ペーター・プレウツ(スロベニア)、ロマン・コウデルカ(チェコ)の8人だった。
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その年の最初の8試合で全て違う8人の選手が優勝したのはこれが初めてのことだ。
100勝を目前にしたドイツチーム
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東西ドイツ統一後、ドイツチームは団体戦も含めてW杯で99勝している。
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これまでに100勝を越えた国は、オーストリア(260勝)、フィンランド(166勝)、ノルウェー(109勝)の3ヶ国だけだ。
10回目の表彰台を狙うクラフト
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シュテファン・クラフトは、今シーズンに入ってから9回表彰台に立っている。ペーター・プレウツ、ロマン・コウデルカ、ミヒャエル・ハイボック、そしてセヴェリン・フロインドは表彰台を6回達成しており、コウデルカとプレウツは最近の2試合で2回とも表彰台に上がった。
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昨シーズンで最も多く表彰台に上がったのは、カミル・シュトッホ(12回)、ペーター・プレウツ(11回)、セヴェリン・フロインド(10回)だった。
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クラフトは今季これまでに5回2位になっている。2010/11シーズンには、トーマス・モルゲンシュテルン(オーストリア)が8回2位になった。
3試合連続表彰台を果たしたいプレウツ
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ペーター・プレウツは個人戦で19回表彰台に立っている。この19回のうち16回が1月から3月に達成されている。
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プレウツは、先週末(1/24~25)の札幌大会で1位と3位に入賞したため、次の試合でも上位3位に入れれば、2014年1月以来初めて3試合連続で表彰台に上がることができる。当時は、ザコパネ戦と札幌大会(2回)でトップ3に入った。
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プレウツはまだ4試合連続で表彰台を果たしたことはない。
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昨年(2014年2月2日)のW杯ドイツ・ヴィリンゲン大会でプレウツは3位だった。
葛西はヴィリンゲンでもう一度勝つチャンスがある
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葛西紀明は、ヴィリンゲンで3回(1999年に2回、2003年に1回)優勝しており、当大会での最多優勝数となっている。
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葛西が2勝以上できた場所はヴィリンゲンだけである。
ヴィリンゲンでハットトリックを狙うシュトッホ
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カミル・シュトッホは昨年のW杯ヴィリンゲン大会で2勝している。
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シュトッホは、特定のW杯大会で3連勝を果たす10人目のジャンパーになれる可能性がある。
同じイベントで連勝した選手
連勝 |
名前 | 国 | 開催地 | 年 |
3 | Horst Bulau | CAN | Thunder Bay | 1982 (2x), 1983 |
3 | Matti Nykänen | FIN | Vikersund | 1983 (3x) |
3 | Matti Nykänen | FIN | Lahti | 1984 (2x), 1985 |
3 | Matti Nykänen | FIN | Thunder Bay | 1986, 1987 (2x) |
3 | Matti Nykänen | FIN | Sapporo | 1987 (2x), 1988 |
3 | Matti Nykänen | FIN | Lahti | 1987, 1988 (2x) |
3 | Andreas Felder | AUT | Lahti | 1990, 1991 (2x) |
3 | Primoz Peterka | SLO | Falun | 1996, 1997, 1998 |
3 | Janne Ahonen | FIN | Harrachov | 1998 (2x), 1999 |
3 | Martin Schmitt | GER | Oberstdorf | 1998, 1999, 2000 |
3 | Adam Malysz | POL | Harrachv | 2001 (2x), 2004 |
3 | Matti Hautamäki | FIN | Planica | 2003 (2x), 2005 |
3 | Adam Malysz | POL | Planica | 2007 (3x) |
3 | Gregor Schlierenzauer | AUT | Planica | 2008 (2x), 2009 |
3 | Gregor Schlierenzauer | AUT | Zakopane | 2009, 2010 (2x) |
3 | Gregor Schlierenzauer | AUT | Vikersund | 2011 (2x), 2013 |
アホネン、再び参戦
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ヤンネ・アホネン(フィンランド)は、2014年11月に29位と32位になったルカ大会以来初めてのW杯参戦となる。
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アホネンは、W杯最多表彰台数108回(1位36回、2位44回、3位28回)を記録しているが、最近参戦した39試合では一度も表彰台に上がっていない(2010年1月6日のビショフスホーフェン戦で2位になったのが最後である)。
ドイツは初の団体戦3連勝となるか
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ソチオリンピック団体戦で金を取ったドイツチームは、今シーズンの団体戦の2回とも優勝している(2014年11月22日クリンゲンタール戦と2015年1月17日ザコパネ戦)。ドイツが団体戦で2連勝したのはこれが初めてだ。
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最近で団体戦3連勝を果たした国はスロベニアで、2013年3月のプラニツァ戦、2013年11月のクリンゲンタール戦、2014年1月のザコパネ戦の3試合で優勝した。
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これまで、W杯団体戦3連勝を達成した他の国は、オーストリア、フィンランド、ノルウェーだ。
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ドイツはW杯団体戦で合計11勝しており、その内の4勝は2012/13シーズンが始まってからである。
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ドイツは、前回(2013年2月)のヴィリンゲンでの団体戦で3位だった。
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ドイツはヴィリンゲン大会で9回表彰台を達成しており、11回のオーストリアに続く2位だ。
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ドイツは、ヴィリンゲンの4試合連続で表彰台を果たした唯一の国となっている。
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リヒャルト・フライターク、セヴェリン・フロインド、ミヒャエル・ノイマイアーの3人は、団体戦で最も多く(5回)優勝しているドイツ人ジャンパーだ。
今季団体戦初優勝を果たしたいオーストリア
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オーストリアは今シーズン最初の団体戦(2014年11月22日クリンゲンタール戦)で8位、2戦目(2015年1月17日ザコパネ戦)では2位だった。
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オーストリアはW杯団体戦の全72試合(全てのジャンプ台カテゴリー)の内、27勝しており、表彰台数は59回となっている。
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オーストリアは、ラージヒルでの団体戦55試合のうち21勝、表彰台は45回達成している。
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オーストリアはネイションズカップで、最近10シーズンのうち9勝している。2012/13シーズンはノルウェーが優勝した。
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オーストリアはヴィリンゲンの団体戦で2001年、2009年、20011年に優勝している。
ヴィリンゲンと相性の良いスロベニア
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スロベニアは、前回の2013年11月の団体戦で優勝している。
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2012年2月19日にスロベニアが初優勝を飾って以来、同チームはW杯団体戦14試合のうち5勝しており、国別で最多となっている。
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スロベニアはW杯団体戦6勝で、ドイツに2勝足らず、団体戦優勝数ランキングで5位だ。1位はオーストリア(27勝)、2位はフィンランド(15勝)、3位はノルウェー(12勝)となっている。
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ペーター・プレウツ、ロベルト・クラニエツ、ユーリ・テペシュは6勝した全ての団体戦に参戦している。
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クラニエツは、スロベニアが団体戦で獲得した14の表彰台のうち12回で参戦している。ペーター・プレウツは11回でクラニエツに続いている。